アプリレーベル、2年目いきます。

2013/01/03

nengajo
謹賀新年 あけましておめでとうございます。

ちょうど1年前の1月3日、ここで初めてのブログ「アプリレーベル、はじめます。」をアップしました。
まだその時は企画しているアプリも少なく、onTheHammockをどのように動かしてていくのか、ぶっちゃけるとこの分野で自分が食っていけるのかも分かっていませんでした。ただ意気込みと鼻息だけはフルテンだったような気がします。

それでも、どうにかこうにかやってきて2年目の新年を迎えることができました。

雇われ編集者をやっていたときは、時折耳にするこの「新年を迎えることができました」というフレーズの実感がわかりませんでした。やることをやっていればサラリーは貰えるし、時間は勝手に過ぎていくわけですから、1年1年に重みがなかったんですね。しかし今は決まり事もなく、やるべきことを自分で決めて時間を作るという生活をしています。そうすると「迎えることができました」という言葉にしみじみとした実感が伴いました。

 

さて、2012年のonTheHammockはオリジナルアプリのリリースだけでなく、アプリ開発を受託したり、iPhone関連のムックを作ったり、私事ですがアプリ開発の講師もやらせていただきました。そして、こうした活動のなかでトライ&エラーを繰り返しながらも様々な種まきをしてきました。

そんなわけで今年はまいた種を育て、実らせたいと思います。

そのなかでも今春にリリースを予定している三浦の野菜直売所紹介アプリ「三浦のおやさい」は充実した内容にしたいと思っています。ずっとあたためてきた企画なので、何としても成功させたい!! 現時点ではかなりいい感じで企画はまとまってきています。
今年は他にも地域に根ざしたアプリを他にもリリースする予定です。さらに企画中のアプリは多数あり、昨日も今年初のアプリの申請を行いました。

また久しぶりにエンタメ業界の仕事もします。これは雑誌編集者をやっていたときの仕事に近いものになりそうで、ちょっとわくわくしています。

そしてアプリ開発スクールの講師もRainbowApps湘南校と横浜校でやらせていただくことになりました。去年、初めて講師の仕事をやらせてもらって、教えるということが自分の学びになることを身をもって実感しました。今年は講師としてもスキルアップしていきたいと思います。

 

さあ今年は去年以上に忙しくなりそうです。
でも、これをやり抜いた先には大きな実りがあるんじゃないでしょうか。
っつても初心はオン・ザ・ハンモックなんで気負うことなく、たまにハンモックに揺られながらやっていきます。

そんなわけで今年もonTheHammockをよろしくお願いします!

onTheHammock桑村治良


 

ミウライフな1日

2012/12/08

12/7(金)はいろんなことが詰まった1日だったので、たまにはこんなブログでも。


09:00
昨日は、「英単語キッズ」のアップデート申請から1日が始まりました。ある方から報告を受けて見つかった「英単語キッズ」(※1)のバグを修正し、ほっと一安心。

※1「英単語キッズ」:onTheHammockでリリースした英単語学習ゲームアプリです。ダウンロードしてね。


10:00
12/16(日)に開催される「まちごとカルチャー@三崎」(※2)に出展したときに配布するチラシを制作。学級新聞的チラシになりました。お楽しみに!!

※2「まちごとカルチャー@三崎」:神奈川県三浦市の三崎を舞台に、ハンドメイドの作家や様々なジャンルのミュージシャンや、芸術家たちが三浦市内外から集まり、三崎をまるごと文化イベントで埋め尽くそう!というイベントです。
machical


12:00
高梨農場野菜直売所さん(※3)に行って、これまた「まちごとカルチャー@三崎」のブースに置く配布物を頂く。じゃがいも詰め合わせと黒丸大根を購入。なんと¥320!! 安いー! 店先に大根の葉っぱが入ったダンボールがあったので、「これどうするんですか?」と店長に訊くと、葉っぱをいらない人は切って置いていくという。もったいない!! 大根の葉っぱは美味いんですよ。そして店長の許可を得て、大根の葉っぱをいただきました。

※3「高梨農場野菜直売所」:三浦の有名野菜直売所。あまり見かけない珍しい野菜も売っていて面白いです。

takanashi farm


13:00
12/7にオープンした三崎の新名所「ミサキドーナツ」(※4)に初訪問!! こちらのお店はニューミサキパラダイス構想のもとに港町三崎のカフェ&バール「ミサキプレッソ」さんが開店されました。そしてドーナツはうちの近所のパン屋さん「三浦パン屋 充麦」(※5)とともに開発されたとのこと。
ドーナツはほぼ売り切れでしたが、きなこドーナツをゲット!! onTheHammockを「まちカル」に誘ってくれたIさんもランチで来てました。我々もボッサがBGMで流れる2階のイートインで美味しいコーヒーと一緒に食事。ドーナツはもっちり柔らかな驚きの食感。美味!! ちなみにMPの看板犬ミルトンの名前はブラジル音楽家ミルトン・ナシメントに由来しているそうです。センスいい!!

※4「ミサキプレッソ & ミサキドーナツ」:どちらもミサキ散歩には欠かせないお店です。MPでピザを食べながらワインを飲むのが最高!!
ミサキドーナツ

※5「三浦パン屋 充麦」:三浦で自家栽培した小麦を使ったパン屋さん。お店に入ったら、そのパンの香りにやられます。そしてバケットはしみじみ美味い。大ファンです。
mitsumugi


13:30
三浦商工会議所で青色申告説明会に出席。眠気と格闘するも大敗して青色吐息。隣でまじめに説明を聞いていると思ったonTheHammock経理担当のノートをのぞくと落書きであふれていて、うちの確定申告はけっこう大変なことになる予感。


15:00
三崎のシェアスペースkula(※6)に行くと、学生の菊地さんが店番をしていたのでお邪魔してお話。今度、onTheHammockで制作する「ミウラのアプリ」のコンテンツ(記事)作りについていろいろ相談。出来るだけ多くのコンテンツを載せたいので、手伝ってくれる方を募集しています!!
で、いろいろお話をしていたらkulaの運営者の1人でもある三崎の左官屋さん「左菊」の親方(※7)がやってきて、少しお喋り。ミサキドーナツを買いにいくも人気完売で、悔しがられていました。

※6「シェアスペースkula」:こちらも三崎のニュースポットです。三崎の情報発信基地となりそう。店内には訪れた人が未来の三崎について書いたコメントボードも設置されていました。
kula

※7「左菊の親方」:三崎で5代目になる左官屋さん。親方は泥だんご作りのワークショップもやっています。


16:00
「昼寝城 ミサキシエスタ サヴォリクラブ」(※8)の前を通りかかると、城主の寒川さんと奥さんが外で薪割りをしていました。立ち話をしていると、丸清製麺(※9)の石毛さん親子がミサキドーナツを買いにきましたが、やはり買いそびれて悔しがられていました。そして石毛さんから麺のおすそわけを頂く。石毛さんは、自分を三浦のFacebookグループに紹介してくれた人でもあり、そのFBグループから三浦の人たちとの交流が生まれました。感謝です!!

※8「ミサキシエスタ サヴォリクラブ」(通称:昼寝城):非アーバン型リアル隠れ家の会員制クラブです。さまざまなアウトドアツアーを提案する3knotさんが運営しています。クラブの2階でハンモックに揺られながら昼寝をしたら…その気持ちよさったら、ヤバイですよ。ほんと偶然なんですけどサヴォリクラブもハンモックをフィーチャーされていて、onTheHammockとしては勝手ながら親近感わきまくりです。超ねごこちいいハンモックも販売しています!!
savoriclub

※9「丸清製麺」:三浦オンリーワン製麺所!! 「城ヶ島ラーメン」「三崎まぐろラーメン」など名作多数。恒例の『麺まつり』の日が訪れると三浦の家庭は「麺の日」になります!(少なくともうちはそう!)
jogashima_ramen


16:20
薪ストーブで暖まりながら、サヴォリクラブで寒川さんと三浦三崎城ヶ崎のこれからのこと、これからやりたいことなどをアレコレとお話。いい感じです。ますますミウライフがおもしろ楽しくなりそう。アプリ屋として何ができるかをいろいろ考えねば。
あと寒川さんに教えてもらった新田次郎原作の少年ドラマ「つぶやき岩の秘密」(1974)が面白そう。三浦半島が舞台らしいです。
stobe


18:00
帰宅して、横須賀へ!


19:00
横須賀の名店!! 大衆酒場「銀次」で、元三浦海岸のドラマー&ガムラン奏者のエンディと呑み。わりと長々と楽しくのみました。プライベート方面で、いろいろあれやこれやを指南してもらう。銀次はアジのたたきと湯豆腐(銀次ならではの一品!!)がオススメです。


23:30
帰宅。AppMama(※10)さんがブログで「英単語キッズ」を紹介してくれて、大興奮!! 「MagicReader」「FusionCalc」などヒットアプリをリリースしているSTUDIO LOUPE(*11スタジオルーペ)のリオ・リーバスさんもTwitterで紹介してくれた!! 感涙!!
「英単語キッズ」リリース記念の「iPad mini」プレゼントキャンペーンは、以前リオさんが「iQ mirror」というゲームアプリのキャンペーンiPadプレゼントをやっていたのを知って思いついたものです。めちゃくちゃ嬉しい!! 感謝です。

※10 AppMama-iPhoneアプリ開発者の妻のブログ-:アプリ開発者必読ブログ!! うちの家人はこのブログを読んで、感心し、笑い、そして感動して泣いたりしています。
AppMama

※11 STUDIO LOUPE:数々の名作アプリを生み出しています。手を使わなくても電子書籍が読める「MagicReader」は国連が主催するWorld Summit Award Mobileを受賞!! 個人ディベロッパーとしてすごい快挙ですよ!!! 新作「Re-Notify:繰り返し通知」はこれでもか!とタスク通知をしてくれる実用性の高いリマインダーアプリです。
Renotify


24:00
喜びもつかの間、技術的な難題にぶつかる。なんつーか、開発者としてまだまだ未熟な自分に呆れる。そしてライトに家庭内冷戦。その後、ふて寝。


29:00

目覚めと同時に解決案がピッキーンと生まれる!! バッチリ成功!! またも「英単語キッズ」のアップデート申請!!! そして今日も1日が始まるぜ!!!!

eitangokids


最後に。昨日は東北で大きな地震がありました。3.11以降、楽しく充実した1日も一瞬にして壊れてしまうかもしれないということを僕らは知ってしまいました。いつ何が起きてもおかしくないという危うさが身近にあることを知っていながらも、もっとタフになって笑いながら生活していこうと思います。

onTheHammock・桑村治良


 

onTheHammockの1年

2012/12/05

先日、iOS Developer Programの更新を行いました。
考えてみるとキッズゲーム「CatchUpArcons」をリリースしてからちょうど1年です。
アプリレーベルonTheHammockもスタートして1年になります。

yagou

この1年は本当にいろんなことがありました。

開発したアプリは7つになりました。
オリジナルアプリは4つ、受託開発アプリが3つです。

オリジナルアプリであるキッズアプリ「CatchUpAcorns」経費審査ゲーム「CostSaver」街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」の3本は自分のなかで実験でした。
もちろん公開するアプリとして真っ当なものを作るということは大前提でしたが、自分がスマホアプリ開発の分野でどのようなことが出来るのか、はっきり言えばこの世界で食っていけるのかを実験するという意図がありました。
大きな確証など得られるわけありませんが、少しの手応えはつかめたと思います。

これは意図していたわけではないのですが最初に作ったこの3つのアプリがonTheHammockの方向性を決めたようです。
今後リリースするonTheHammockのオリジナルアプリはキッズアプリ、エンターテインメント系アプリ、地域密着アプリが3本柱のラインになっていくと思います。

また3つの受託開発に携わることで、スマホアプリ開発のデザイナー兼エンジニアとして今後いろんな仕事に挑戦できそうな手応えが得られました。
その結果、スマホアプリ開発スクール「RainbowApps湘南校」の講師を務めさせていただくことにもなりました。

そして、11/30にリリースしたゲームで学ぼう「英単語キッズ」は4つめのonTheHammockオリジナルアプリとなります。「CatchUpAcorns」に続くキッズアプリのラインであり、Yummy、Cattie、Chicoという3人のキャラクターが登場する同じ世界観のアプリです。そして同じくシンプルな内容です。
シンプルであることはonTheHammockの根本にある思想です。そのアプリ自体をインターフェイスデザインで伝えることがonTheHammockの理想のアプリです。

icon

さて、スタートからの1年がめまぐるしく進んできたので、onTheHammcokの2年目がどのような年になるのか、安易に予想はできません。ただ、1年目で基礎(の基礎)は築けました。そして、自分たちのやりたいこともより明確になってきました。2年目のonTheHammockはそのやりたいことを1つづつ形にしていきたいと思います。

onTheHammock・桑村治良

12/22(土)、RainbwApps湘南校第2期プレセミナーで、「個人ディベロッパー、実際のところ〜オリジナルアプリ制作から開発受託までオモテもウラもお話します〜」という演題で講演させて頂くことになりました。ここではお話できない、ハードコアなonTheHammockの1年をお話したいと思います(笑)。ぜひ、藤沢におこしください!

RainbwApps湘南校第2期プレセミナー

開催日時:12月22日(土)15時30分〜
会 場:開催場所:藤沢産業センター
藤沢市藤沢109番地 湘南NDビル6階
費 用:無料
mail

■セミナープログラム

第一部:「スマホの波に乗り遅れる事の危険性」

イメージピット株式会社代表/RainbowApps横浜校代表 高橋良輔

第二部:「個人ディベロッパー、実際のところ〜オリジナルアプリ制作から開発受託までオモテもウラもお話します〜」

onTheHammock代表/RainbowApps湘南校講師 桑村治良


 

七転八倒 || 七転八起

2012/08/31

8月も最後の1日ということで、久しぶりのブログです。

iPhoneアプリ「横浜西洋館散歩」をリリースしたのが5/14でした。
それからアプリ開発をしていなかったのかというとそんなことはなく、むしろガッツリと開発の日々でした。
朝から一歩も外に出ることがない日なんてのもしばしばありまして、おかげで5kgほど体重が増えました…。
pohoto1

先日、信越トレイルに行ってきたのですが、体重増加でこのアリサマです!!

これまでonTheHammockでリリースしたCatchUpAcorns、CostSaver、横浜西洋館散歩という3つのアプリは、
レーベルを始動させる前から準備していたもので、この3つをリリースした後には”アプリ”が”仕事”になればいいなあと思っていました。

おかげさまで3つのアプリはいろんなメディアに紹介していただき、onTheHammockは順調なスタートを切ることができました。
そして自分の仕事も4月頃から、”アプリ”が中心となってきました。
すごく、すごく、ありがたいことです。

実は、まだ世に出ていないですがこの数ヶ月で3つのアプリ制作に携わりました。
私自身、制作者(エンジニア、デザイナー)としてチャレジングな期間であったと思います。
プレッシャーもあったし、いろいろ迷いもありました。
人とモノ作りをするというのは楽しくて、素晴らしい結果を生み出すこともありますが、むずかしい面もあり、時に上手くいかないこともあります。
まあ愚痴や罵詈雑言でこのページを埋め尽くすこともできるんですが、それをグッと飲みこめるようにもなりました。

そして、結果としてちゃんと仕事もできたことは、やはりありがたいことです。
私が制作に携わった3つのアプリは順次リリースされ次第、ここでも紹介できればと思っています。

さて、”アプリ”を”仕事”にするにはいくつかのやり方があります。

私がこの数ヶ月やってきたのは、アプリ開発の仕事でした。
つまり、既にアプリの企画があり、その制作を承るという仕事です。
報酬は案件内容を訊きこちらで御見積書を作って提出することもあれば、最初から予算を提示されることもあります。
これが収入という面では一番わかりやすいかもしれません。

アプリを有料で売るという方法もあります。
この場合、一般的にはiPhoneなら”App Store”、Androidなら”Google Play”で販売しますがどちらも売上の30%を納めることになります。
例えば¥85のアプリが1,000本売れたら、30%の¥25,500をマーケットに納め、¥59,500が開発者に入ります。
またアプリ内で販売をおこなうアプリ内課金もあります。例えばあるゲームのアイテムを有料で販売するというものです。これだと無料アプリとしてリリースして、新たなコンテンツを有料販売することもできます。
有料アプリ販売は、そのアプリ自体がどれだけ売れるのかリリースしてみないことにはわかりません。

App Anie

App Anieの調査によると日本人は世界一アプリにお金を払うという結果がでました。これは日本のゲームアプリの特質、またリワード広告に秘密があるようです。
TechCrunch「日本人は世界一アプリにお金を払う人種? 1,000万ダウンロード分析して気付いた日本と海外の違い

 

そして、広告収入という方法があります。
スマホ広告の多くはクリック広告です。つまりユーザーがその広告をタップ(クリック)するごとに広告収入が発生するものです。
他にはユーザーが広告を見た回数により広告収入が発生するインプレッション広告や、アプリ経由で広告主のサービスへと導くリワード広告があります。リワード広告は、例えばアプリ経由でユーザーがあるサービスの会員になったら広告収益が発生するものです。この場合、ユーザーにもメリットを提供するためにサービスに加入したらアイテムをゲットできるといった仕組みになっていることが多いです。例えば○○の会員になったらコインを300枚ゲット!」といったようなものですね。
アプリの広告も収益自体がどれだけのものになるかは、リリースしてみないことにはわかりません。

“アプリ”を”仕事”にする方法は他にもいろいろあると思います。
おそらく自分もトライ&エラーを繰り返しながらベターな方法を探っていくということは、この先ずっと続くことでしょう。そんなことを考えているときに、生まれたのが”アプデポ”というサービスのアイディアでした。

アプデポは個人ディベロッパーの方などが開発したオリジナルアプリを汎用性のあるカタログ事例として紹介し、アプリ開発の仕事を生み出そうというサービスです。

appdepots

そもそもの発想はせっかく作ったアプリをリリースして、ウケなければそれで終わりっていうのはもったいないということでした。
また、開発ニーズはたくさんあるのに、それを形にするブリッジ(アプリのビジョンを描くためのサポート)がないのではとも思ってました。
そんでもって、個人でも協力すれば大手に対抗できるぜーっていう考え方はonTheHammockと一緒ですね。

ご興味のある方はアプデポのサイトをご覧ください。
アプデポ http://appdepots.com

 

そんなわけで、この数ヶ月は机に齧りついて仕事をしていたような日々でした。
しかし、その反動で8月はちょっと遊んじゃったかなーという気もします。
なので来月からは、これまで以上に異常に気合いを入れて仕事をしますので、皆様なにとぞよろしくお願いします!

onTheHammock・桑村治良


 

街ナビアプリ”横浜西洋館散歩”が出来るまで

YSSBlog
2012/05/30

街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」がリリースされて2週間が経ちました。
おかげさまでいろんなメディアに紹介していただき、順調なスタートを切ることが出来ました。
本当にありがとうございます!

 

初日にはinternet.comに紹介して頂き、それがYahoo! ニュースexciteニュースとして配信されました。
またAppBankiPhoneアプリ帝国などアプリ紹介サイトでもレビューを書いて頂き、いろいろな方にこの「横浜西洋館散歩」を知ってもらうことが出来ました。

 

さてApp Storeには”旅行”(無料)というカテゴリがあり、「横浜西洋館散歩」もここに入っています。
この”旅行”というカテゴリは定番アプリとなっている「Google Earth」や「トリップアドバイザー」「楽天トラベル」などが上位ランキングを占めています。このなかに「横浜西洋館散歩」という、ある意味ニッチなアプリが入ったことは嬉しくもあり、不思議な感じもしました。

 

App Store

※5/14のApp Store(旅行/ 無料)の様子。この日は何度もApp Storeを起動して、順位をチェックしました(笑)。

 

そもそも「横浜西洋館散歩」プロジェクトは横浜在住の女子メンバーに山手の西洋館ファンがいて、彼女の発案によりスタートしました。

 

私は西洋館のある山手地区に行くことは初めてだったんですが、その住宅街なかにいくつもの公園がありそこに西洋館が保存・管理されていることに驚きました。
また、この地区に教会など歴史的建造物も多くあり、さまざまな記念碑もあります。
江戸時代末期から明治・大正・昭和と日本の近代化の窓口となった地区だけに、この山手という街自体が”博物館”のように思えました。

 

“横浜西洋館散歩”のコピーでは”横浜山手の街をミュージアムにします”と掲げています。
しかし、本当は順序が逆なんです。
我々には既にこの街が”ミュージアム”のように見えました。
だから博物館や美術館にある”音声ガイド”というアイディアが生まれたんです。
だって、せっかくの作品を前にしてアプリなんて見ている必要はないですからね。
音声で解説を聞いて、目の前にある建築物を楽しんでもらいたい。

 

ただ、この街を博物館としてとらえるとその敷地面積は広大です。
西洋館はこの山手地区の4つの公園に点在し、さらに外人墓地や記念碑といった見所は街の至る所にあります。
だから通知機能というアイディアが生まれました。
また散歩する楽しさ、発見する面白さを大事にしたかったので、
この街に行かなければ得られない情報を盛り込むことにしました。
隠れ家的なカフェや穴場スポットなどの情報は現地に行かなければ見ることは出来ません。

 

UseCase

「横浜西洋館散歩」企画書用に作ったUseCase図。現地で使える機能を言葉で説明するのは難しいんです。

 

さて、街を紹介するアプリですから、テキストや写真などコンテンツが重要になります。
既に山手地区を紹介したコンテンツはたくさんあります。
なによりこの西洋館を管理する公益財団法人横浜市緑の協会様の「山手西洋館」Webサイトが素晴らしいものでした。西洋館を紹介するなら、このサイトのコンテンツが最適です。

そして 「横浜西洋館散歩」は緑の協会に全面協力頂き、同協会が保有するテキスト、写真、地図を使わせてもらい作成しました。また各ページには「山手西洋館」にリンクを貼り、連携させて頂いています。

 

SeiyohkanSanpoKikakusyo

「横浜西洋館散歩」企画書に掲載したコンセプトです。この”街をミュージアムにする”という言葉はコピーとしても使うことにしました。

 

“横浜西洋館散歩”をリリースして、まだ2週間ですが、我々としてはこの街に来られる人たちがずっと使い続けてくれるような息の長いアプリにしたいと思っています。
アプリって生まれて、あっという間に消えていくものも多いんです。
このアプリは街の移り変わりを反映させて、山手の街ナビアプリとして定着させていきたいと思っています。

onTheHammock・桑村治良

SeiyohkanPostCard

※山手の各西洋館に「横浜西洋館散歩」のポストカードフライヤーを設置して頂きました。
山手西洋館では6/2〜6/10まで「2012山手西洋館 フェスタ JUNE~花と器のハーモニー」が開催されます。西洋館が素晴らしい装飾アートで彩られるとのこと。おすすめです!

 

2012 横浜山手西洋館 ~花と器のハーモニー~ http://www2.yamate-seiyoukan.org/event/event/hanatoutuwa-2012

 

取材先にて

blog6eyecatch
2012/03/09

blogphoto6
公言していたわけではないですが、onTheHammockは月イチでアプリをリリースしていこうと思っていました。
が、そんなことは無理でしたね!!
計画は計画性を持って立てなくてはいけないです。

まあ、頑張れば出来ると思ってたんです。
じゃあ頑張ってないのかと言うと、”いや頑張ってるよ”と言いたい自分がいますが、
“もっとやれんだろ”という自分もいて、そもそもいつもそんな葛藤の日々です。

ただ停滞しているわけではありません。
雪だるま式にやることが増えていまして、
そのやることの塊に意気消沈するわけにはいかず、
なるべく勇猛果敢に取り組もうとしているのですが、
ただ溜息まじりに”そろそろマネーを稼がねば…”と、
さびしく嘆くそんな毎日を過ごしています。

そんな今日このごろですが、現在のメイン作業に充てられているのが、”タウンガイド”的アプリの開発です。
これまでリリースした2つのゲームアプリとはかなり趣向が異なるものです。
まだ詳細は明らかにできませんが、ほぼ出来ました。
もうちょっとしたらお目にかけられるはずです。
手前味噌ですがいい狙いの、いいコンセプトの、アプリだと思いますよ。

さて先日、そのアプリに関連した取材の帰りに、ある喫茶店におじゃましました。
喫茶店というか、茶店(ちゃみせ)と言うのが似合うようなお店です。
和式の邸宅を改造したお店で、掘りごたつのテーブルがあり、
目を外にやれば緑に包まれた小さな庭があって、
珈琲も美味しくて、何時間もいられるような、すごく和めるところでした。
隠れ家という言葉が当てはまる、あまり知られていないようなお店です。

現在、我々が制作しているアプリはタウンガイド的なものですから、
是非ともこのお店もアプリのなかで紹介したいと思いました。
そこでその旨を伝えたんですが、店主は少し表情を曇らせました。

この喫茶店は開店してから、ご夫婦で少しづつ作られてきたそうです。
まさに手作りのお店です。
ここで出される珈琲も、紅茶も、手作りのケーキも、
来店されるお客さんも、そこで生まれる空気感も、
少しづつ作られてきたそうです。
この空間自体がお店の価値なんですね。

我々も長居して、お店の話を聞かせてもらったのですが、
この場所に和んで何時間もいらっしゃるお客さんは少なくないそうです。
ここは、そうやってのんびり過ごしていい場なのだそうです。

今はWebでググればたいていのお店が出てきます。
写真やメニューや行った人の評価まで載っていてすごく便利です。
ただ、それはユーザーにとって便利なシステムであって、
お店側にとっては強引なシステムなのかもしれません。
お店が提供したいサービスと必ずしも合致するわけではないかもしれない。

この喫茶店の店主が顔を曇らせたのは、媒体に紹介されることで
これまで作り上げてきた”場”のバランスが崩れるのではないか、そういう懸念だと思います。

素敵な場所だと思ったから紹介したいと思ったのに、そこが素敵でなくなったら意味がないですね。

現在、制作しているタウンガイド的アプリは、
その街の”ファン”を作ることをコンセプトにしました。
ファンというのは、単に好きや楽しいという感覚だけではなく、
思いやりや愛着を持つことだと思います。
それは好きなものを大切にすることに繋がると思います。

このアプリは興味深い場所や楽しい場所を紹介する便利なツールではなく、
その街を深く知り、何度も足を運びたくなるような、そんなツールにしたいです。
ちょっとハードル高いですね。
まあ、いずれそういうツールに育って欲しいです。

onTheHammock・桑村治良

blog6photo
そもそも町歩きが好きなんですが、その醍醐味といえばコレ↑ですね。


 

広報宣伝 日々是勉強

2012/02/23

onTheHammockをスタートさせてからいろんな方と会う機会ができ、多くの刺激を受けています。
何気ない話が膨らみ、アプリの企画になることもありました。
ヒントを貰うことも多々ありますね。
あと「こんなサービス知らなかった!えっ、この業界では常識なんすか??」 なんてこともあったりします。

先日はApp AnnieというWebサービスを教えてもらいました。
これはAppStoreで配信されているアプリの各国ランキングを調べることが出来るサービスです。
このApp Annieで、先月リリースしたCostSaverが、日本のAppStoreのトリビアというジャンルで1位だったことを知りました。
ノンキにもほどがありますね…。

ありがたいことにCostSaverは、アプリレビューサイトやブログ、そしてTwitterなどで紹介していただきました。
やはり存在を知られなければ、ダウンロードはされないわけですから、多くの方に知ってもらいたいです。
そのためにプレスリリースを作り、YouTubeにアップする映像を作り、あちこちにレビューの依頼をお送りさせていただきました。

レビューはどんなものでも嬉しいものです。
日々タイトルをググり、ツイッターでサーチし、新しいレビューやコメントを見つけては歓喜です!!
どんなご意見もありがたい。
そして今後の開発の参考になります。

AppStoreに書いて頂いたレビューも本当にありがたいです。
ダイレクトな意見ですからね。
感じたままを言葉にして頂いている感じがします。
これは貴重な意見ですよ。
読んでいると思わず背筋を正したり、気合いが入ったりもします。

あと友達が書いてくれたレビューを見つけたりすると、それもまた味わい深い嬉しさがある。
応援してくれてんだなー、気を遣ってくれてるんだなーって思いますからね。

このアプリをリリースし宣伝することが、今後のためのマーケティングにもなっています。
何が良くて、何がダメだったのか。
何が出来て、何が足りなかったのか。
何を面白がってくれて、何がつまらなかったのか。
やってみたことで解ったことがたくさんあります。

まだonTheHammockはアプリ開発も、リリースも、プロモーションも、アフターケアも未熟で、1つひとつのことが大きな勉強になっています。
まあ、しかし、未熟なままでイイわけないので、ちゃんとステップしていかなくちゃなりません。

という自戒を述べてみようと思ったのも、
次にリリースするアプリの制作が大詰めを迎えているからであり、
自分が作業しなくちゃ完成はしないわけで、
寒さに負けて毛布にくるまっている場合ではないからだったりします。

さて次のアプリはゲームぢゃありません!
激渋な大人のアプリです!!!

onTheHammock 桑村治良

AppBankSemminer
AppBankさん主催の勉強会にも行ってきました!!


 

コストセーバー ウラバナシ

2012/02/09

1/27にリリースしたCostSaverが現在、40000ダウンロードを突破し(本当は49757ダウンロードという、あともうちょっとな数字なんですけど!2/7現在)、AppStore/iTunesStoreの無料Appランキングで最高位27位、無料ゲームランキングでは最高位13位を記録しました。

私も本格的なアプリのプロモーションは初めてのことなんですが、この結果には驚いております。
これも協力してくれた仲間、そしてダウンロードしてくれた皆さん、プロモーションに協力して頂いた方々のおかげです。

本当にありがとうございます!!!

さて、このCostSaverですが、実はそれほどリキんで制作したものではなかったりします。
友人たちとワイワイガヤガヤ、冗談を言い合いながら作ったようなアプリなんです。
振り返ってみれば、まともにミーティングをしたこともなかったような気がする…。

そもそもの発端がおバカなアプリを作りたかったんです。

まだ1つのアプリも作っていなくて、Objective-Cの勉強に明け暮れていた頃です。
やはり野心も大きいですからね。
「売れるアプリって何なんだろ?」「素晴らしいアプリって何だろ?」
なんてことばかり考えてるわけですよ。

でも、そういうのもねぇ…なんだかねぇ…疲れるんですよ。

だから、おバカなアプリを作りたかったんです。

くそマジメな思考を吹き飛ばしたかった!
笑えるものを作りたかった。
そんな感じでしたね。

CostSaverFirstTypeCostCutterScreenShot
開発当初のスクリーンショット。最初は業務仕分け的なイメージもあったのでCostCutterというタイトルだった。

そして、CostSaverを開発したTEAM MONDAI-ARIMASENのメンバーの志(?)もだいたい同じだったんです。

要するに、おバカなアプリを作りたかったんです。

正直言ってCostSaverは技術的に高度なことをしているわけじゃありません。
私が主にインターフェースのデザインとコーディングをして、ゲームのアルゴリズムは超野獣4Sが組みました。
※超野獣4Sって何なんだよって思われるかもしれませんが、多分これアーティストネーム的なものだと思います…。確認したことはないですが。

進行管理はユッチーというTEAM MONDAI-ARIMASEN第4のメンバーが行い、
ウイちゃんこと宇井野さんは…何だろ??
ただ彼なくしてはCostSaverはあり得なかった。
多くのネタを提供してくれました。
彼は真の意味でCostSaverのマスコットマンです。

さて、このゲームは画面に表示される“経費申請書”の内容を判断し、それを“承認”か“却下”するかを審査するゲームです。
ということは、“却下”される“経費申請書”がネタであり、このバカさがCostSaverの肝となります。
このネタ作りはチームのみんなで爆笑しながら作っていきました。
いやぁ、楽しかったですよ。だって、仕事じゃないんだもん。

あと、CostSaverにはゲームの本筋とは関係のないところで遊び心が入っていたりします。

CostSaverは“経費申請書”に“承認”もしくは“却下”の判子を押したときに、“社長”からのコメントが表示されます。
これもネタの部分なんですが、例えばユーザーが「朱肉を何度も押したら?」
「申請書に何度も判子を押したら?」「あるいは判子を押さなかったら!?」
ということまで我々は考えて、コメントを用意したり、プログラムを組んだりしています。
実はこういう細かな作り込みがされていたりするんです。

とにかく我々は自分たちが笑えて楽しめるものを本気で作ったのだと思います。
それが自分たちの想像以上の結果を生み出したのではないでしょうか。

よくもわるくもアマチュアリズムによって生まれたアプリだと思います。
よくもわるくもそういうチャレンジの場があることが、スマートフォンアプリの魅力だと思います。

だけど、次のステップを目指さなくてはいけません。

まだ私は未熟なので多くの人に満足してもらえる商品を作るのは難しいです。
でも、仲間たちに共感して楽しんでもらえる作品は形にできるような気がします。
それは現在のハンモックのモノ作りの足がかりであるとも思います。

flowchart
生真面目にフローチャートも作っていた。こういうのもユッチーが作ってくれた…。

onTheHammock 桑村治良


 

ライフスタイル ワークスタイル ノマドスタイル

BLOG Vol.4 ICON
2012/01/31

sagami bay

以前も書きましたが私は三浦市に住んでいます。
三浦半島の下です。
京急三崎口駅から徒歩30分です。
友人は陸の孤島なんてことを言いますね。
自分ではそんなことはないと思うけど。

ただ東京で駅から徒歩数分の距離に住み、
終電なんて気にしたことなかった数年前の自分は、
“陸の孤島”と言った友人と同じような印象を抱くでしょう。
でも、これは自分で選んだ環境であり、
私はここでの生活を愛しています。

ライフスタイルが変われば、ワークスタイルも変わります。

移動は電車が基本です。
うちの最寄駅は三崎口。京急線の始発駅です。
横浜まで45分、品川まで1時間、渋谷まで90分。
この時間は有意義に使いたい。

基本的には情報収集です。
twitterやはてなで情報をピックアップし、Instapaperでセーヴ。
それを読み返して必要なものはevernoteにクリップする。

また、私のiPhoneはonTheHammock用のメールアカウントも、
個人仕事用のメールアカウントも同期してるので、
電車内でメールのやり取りをすることも多いです。

そして一気に浸透したNAVERさんが提供しているLINEというサービス。
移動が多いノマドワーカーにとって、
LINEはオンラインミーティングでも非常に使えるツールであります。

他に利用しているサービスはなんでしょう。
Facebook、Skype、GoogleDocument、Gmail、DropBox、FireStrage、GigaFile…。
あまりコミュニケーションツールが多いと、どのツールで連絡を取ればよいのかわからなくなることもあります。

ライフスタイルが変わればワークスタイルも変わります。
私のワークスタイルを可能にしたのはモバイルツールとWebサービスです。

onTheHammockに参加しているクリエイターの居住地もバラバラです。
三浦、藤沢、横浜、川崎、東京…。
彼らも個々のライフスタイルにより、独自のワークスタイルを生み出していると思います(これ、面白いので今後のブログで紹介したいデス)。

これまで仕事は居住地と密接に関わっていました。
移動というファクターは非生産的なものとみなされていた。
共同で仕事するには、共有できる場所が必要だった。
でも、移動しているから生産ができないわけではない。
共有の仕事場が無ければ仕事ができないわけではない。

Small Office Home Officeという概念は、モバイルツールとWebサービスによって
どこにいても、どんなときでも仕事が出来るノマドワーキングへと発展したように思います。

現在、onTheHammockにはオフィスがありません。
それはこれまで良いこととされてませんでした。
だけど、そうなんでしょうか?
拠点とは、“活動の足場となる重要な地点”です。
それはネットワーク上で作ることも出来ます。

ただし、まだまだ完全ではありません。
モチベーション管理、進捗管理、教育などなど、このワークスタイルに合った方法を考えなければならない。

今の私はこの状況を良い/悪いで判断できません。
まずは、この環境を私のために活用したいと思います。
そして、これが面白い事例の1つになれば、
きっと社会的に悪いことでもないのだと思います。

onTheHammock・桑村治良

 

miura farm
近くには海があり、広い農園があります


 

コトノハジマリ

2012/01/19

事の始まりというのは、あっけないものです。

半年前、私はiPhoneアプリを作るためにObjective-Cという言語を身につけようと悪戦苦闘していました。
これがなかなか思うようにいかない。
本を読んで学習して、わかったつもりではいるけど、
正しく理解しているのかと自分に問うと心もとない。
まるで濃い霧のなかを歩いてはいるんだけど、目的地に向かってるのかどうかはわからない感じでした。

そこで、ちょっとした試みを自分に課してみました。
あるSNSで「こういうアプリを作ります」と宣言してみたんです。
そして、その進捗状況を毎日公開することにしました。
そうやって人の目に晒すことで、自分にプレッシャーを与えてみたわけです。

それはキャラクターを使った英語学習アプリでした。
もちろん非常にシンプルなものです。
でも、アプリとしての体裁を成すには、
クリアしなくちゃいけないハードルがいくつもある。
それを一つひとつ機能を実装していきました。

そのアプリはちょうど7日で出来上がりました。
壁にぶつかったり、乗り越えたりとなかなかサスペンスフルな7日間でした。
そして、これが自分のなかでブレイクスルーになりました。

ビジョンとプロセスが描ければ、目的地に到達することは出来る。


※生まれて初めて制作したアプリ「What day is it today?」。今日の曜日を英語で答えるというもの。

さて、この英語学習アプリを面白いと言ってくれたのが、イラストレーターのSachicoさんでした。
彼女はLAに留学した経験もあり、英語が堪能です。
しかもキャラクターを描くこともできる。
このアプリを製品として完成させるのには打って付けの人物です。

始まりは軽いノリでした。
「このアプリ用のキャラと英語の問題を作ってくんないかな。ギャラは売上の50%でっ!」
「その話ノッた!!」
こんな感じです。

そしてSachicoさんとのプロジェクトが始まりました。
それはこのレーベルへと繋がっています。

※先月リリースしたCatchUpArconsというゲームはこの英語学習アプリのスピンオフ的なものだったりします。

onTheHammockは、このように進行しているプロジェクトが3つあります。
この3つをリリースしたらレーベルも本格始動できるんじゃないかな。

フットワークは軽く、中身は濃いレーベルとして、いろんなクリエイターと面白いアプリをリリースしていきたいです。

onTheHammock・桑村治良

Under Working!!



 

オン・ザ・ハンモック

2012/01/11

神奈川県の三浦市に引っ越してきて、ちょうど2年が経ちました。

初めて会う人には、よく三浦市に移住した理由を訊かれます。
その理由の1つはハンモックを吊るすのに最適な庭のある家を見つけたからでした。

さてハンモックの魅力に出会ったのは3年前、ベトナムを旅行していた時です。
とくに目的もなく強行してしまった旅だったので、何をしようかとホーチミンに着いてから考えていました。
そしてメコン河をクルージングするツアーがあり、そのツアー先の食堂でホームステイが出来ることがわかりました。

旅先で民家に滞在するのは面白いです。
危険もあるのでおすすめはしませんが、そこで暮らす人の生活が垣間見える。
普段そこで食べられている食事ができる。
ゆっくりといろんな話ができたりもする。

一人旅だったので、思いついたことは即実行です。
すぐに旅行会社に行って、2日間ホームステイをしたいと告げました。
しかし、そこのスタッフには怪訝な顔をされました。
「あそこは2日間も滞在するようなところではない」と言うのです。
ただ、自分は一度決めてしまうと頑固なところがあって、
「いいのいいの、2日間でよろしく〜」てな感じで押し切ったのでした。

メコン河クルーズはそれなりに面白いものでした。
ボートでメコン河のジャングルを巡って、ココナッツキャンディを製造している工場なんかも見学したかな。
でっかい蛇がいたのでそれを首に巻いたりして遊んだ記憶があります。
そして昼食はメコン河の中州にある食堂へ。
エレファントフィッシュのフライなどに舌鼓を打ちつつ、ツアー参加者のみなさんともお話したりした。
「僕はここに2日間ステイさせてもらうんですよー」「えっ…なんで!?」なんて会話もあったり。

ここの食堂の飯はなんでも美味かったです。あとビールが飲めるってのはかなり助かった…。

束の間の同行の方達とお別れをして、
いざ今日から滞在するこの島を探検しよう!ってことになりました。
まあ、1時間ほどで探検は終わりましたね。
ここは直径が1kmくらいしかない小さな中州だったんです。

さて2日間、48時間、結構長いです。
夜は蛍が見られますが、それ以外は大したイベントもありません。
ステイ先の家族とお話をしようにも、カタコトの英語も通じません。

そして目に入ったのが食堂の片隅に吊るされたハンモックでした。
それから2日間は見事に何もしなかったです。
ハンモックに揺られながら本を読んだり、考え事をしたり。
食堂の子供たちと仲良くなったので一緒に遊んだり。
朝飯を食った後はゆらゆら揺られて、チョロっと散歩したら子供たちが遊びに来て、
またゆらゆら揺られていたら昼飯の時間になって、そんでハンモックで昼寝して、みたいな感じです。

ここに住む人たちの生活も観察していました。
島には畑があり、果樹園があり、鶏がいたるところを走っています。
一家の長らしきお父さんは常にランニング姿で何をしているというわけでもなく庭の軒先に座っていました。
たまにハンモックの上にいましたね。

働いているのは女の人たちでした。
洗濯して、掃除して、食事を作って、食堂に来たツアー客に食事を出して、ライチなどを収穫して。
やることは沢山あるようでしたが、彼女たちもハンモックで昼寝したりしていました。
夜はテレビを観ていたと思いますが、就寝時間は早かったと思います。

彼らを見ていて、ちょっと羨ましくなりました。
特別に何もない感じがすごくいいように思いました。
それはもちろん自分勝手な視点なのですが。
多分裕福ではないでしょうし、旦那さんたちは夜明けと同時くらいに外に働きに行ってるみたいだったし、
子供たちは学校に行くのも大変だろうし、欲しいものを手に入れるのも簡単ではないだろうし。

ただ彼らの生活を見ていて、
面白いことや、ビックリするようなことや、
特別なことや、やらなくちゃいけないことが毎日なくてもいいよなーと思いました。

それから、日本に帰ってきてちょっと生活が変わりました。
料理をするようになったり、あんまり外食をしなくなったり、
多少の距離なら歩くようになったり、早起きになったり。
それまでは便利であることに重きを置いていたのが、そうではなくなったような気がします。
そして、あのハンモックの寝心地がどうしても忘れられなかった。

それから早かったですね。
3ヶ月後には三浦に物件を見に行ったりして、半年後には引っ越してきました。
そんで三浦に移住して、3ヶ月後には退職してフリーになって…。
その退職のお知らせをするメールに
「今後のことはハンモックに揺られながら考えたいと思います」というような文章を書いたと思うんです。

そんなこともあってonTheHammockという名前をレーベルに付けてみました。
まだ、口に出して言うのはぎこちなかったりします。

onTheHammock・桑村治良


[上左]ここにいつも一家の長が座っていた。[上中]こいつにiPhoneを渡すとすぐに使い方を覚えた。[上右]別に怒ってるわけじゃないです。[下左]最初はここでどうやって48時間過ごせばいいのか途方にくれた。[下中]この娘にはもてた。[下右]この娘にはもてなかった。


 

アプリレーベル、はじめます。

2012/01/03


謹賀新年 あけましておめでとうございます。
アプリレーベル、はじめます。

昨年の12/4に「CatchUpAcorns」というiPhoneアプリをリリースして、はや一ヶ月。
まだアプリレーベル・onTheHammockは準備中です。
なのでアプリレーベル、はじめましたとは言えません。
ですが、本格始動に向けてフル稼働中です。

ところでアプリレーベルという言葉も聞き慣れないものだと思います。
ふと思いついて出てきた言葉です。

私は『JUNGLE★LIFE』という音楽系フリーマガジンに約7年ほど携わっていました。
なので私にとってレーベルと言えば音楽レーベルのことです。
そして敢えて言うと、私がレーベルと聞いてイメージするのはインディーズレーベルのことです。

10代の頃からイギリスやアメリカのインディーズ音楽が好きでした。
クリエイション、ラフ・トレード、マタドールといったレーベルの音楽をこよなく愛していました。
そこそこ大人になってからもスリルジョッキーやワープからリリースされる音楽に興奮したりしてましたよ。

音楽雑誌に携わるようになり、私が出会ったのは日本のインディーズレーベル、インディーズバンド、インディーズファンでした。
自分が『JUNGLE★LIFE』に在籍した7年間でかなり多くのアーティスト、バンドにインタビューさせてもらったと思います。
その半分以上はインディーズのアーティストだったんじゃないかな。

そして多くのインディーズレーベルの方と知り合い、話を聞かせてもらいました。

自分の作品をリリースするためにレーベルをやっている方、
昔から好きだったアーティストの作品をリリースするためにレーベルをやっている方、
レコードショップをやりながらレーベルをやっている方、
ライブハウスを運営しながらレーベルをやっている方、
メジャーレコード会社の社員として働きながらレーベルをやっている方、
アルバイトしながらレーベルをやっている方、
いろんなレーベルの方に出会いました。

アーティストにインタビューするのも面白かったけど、レーベルオーナーに設立経緯なんかを聞くのも凄く面白かった。

レーベルの方にインタビューする時、よくしていた質問があります。
「あなたのところのレーベルのカラーって何ですか?」
これはレーベルの方を困らせる質問です。

レーベルってジャンルじゃないんです。
例えばパンクロック専門だと思われているレーベルの方も、自分でパンクロック専門レーベルをやっているとは考えていなかったりします。
むしろ、そうやって規定されることが嫌だったりします。
レーベルには、それを運営している人たちの音楽感や音楽的視点が込められているのだと思います。

私はレーベルも表現の一種なのだと思います。
レコード会社という言葉とレコードレーベルという言葉は同じようでいて、何かが大きく異なります。

さて、前置きが長くなりました。
スマートフォン・アプリの市場は巨大メジャーメーカーも存在しますが、個人で自分の作品を発表しているクリエイターも沢山います。
経験がなくてもアイデア1つで面白いアプリをリリースしたり、個人でも斬新な発想でこれまでなかったようなアプリが発表できる。
私にはそれが自分に馴染み深い音楽シーンと重なって見えました。

ここにレーベルという発想を持ち込めば、なにか面白いことが出来るかもしれない。
アプリレーベルというアイディアはそうやって生まれました。
onTheHammockでは、これから面白い作品や魅力的なクリエイターを紹介していきたいと思っています。


2012年の夜明けです。
onTheHammock・桑村治良

「われわれを刺激する芸術作品は、ごまかしや不安を抱いた人間からは生まれない。芸術は、大きな喜びにあふれた楽観的な人間性のあらわれであり、その瞬間にこそ作品が生まれる。」
ロバート・ヘンライ『アート・スピリット』