iPhoneアプリ申請の道 Part1

2012/04/14

勉強会イメージ
お久しぶりのブログです。
先日、onTheHammockのクリエイターとiPhoneアプリ申請のための勉強会を行いました。
っつても参加人数3人ですが。

さてiPhoneアプリの申請は、iTunes ConnectというWebベースのツールで行います。
このツールは基本的に英語がベースとなっています。
…やっかいですね。

でもググれば申請方法を紹介したWebサイトは多数あります。
私もその先達の教示によって、アプリ申請を行いました。
ただ、この申請のやり方っていうのも細かなところでちょこちょこと変わったりするんです。
なので、onTheHammockとしても申請手順(2012年4月時点)を記録しておくことにしました。

Step1

まず申請のための必要素材はあらかじめ準備しておきましょう。
アプリ申請に必要な素材とは以下のものになります。

・アプリ名(App Name)
・アプリの説明文(Description)
・検索のためのキーワード(keywords)
・サポート用メアド(Support Email Address)
・サポート用サイト(Support URL)
・そのアプリのプロジェクトバンドルファイル
・アプリのアイコン
・スクリーンショット

なぜ事前準備が必要なのかというと、上記のことをああだこうだと準備しながら設定しているとタイムアウトして入力した情報が消えてしまうからです。

Step2

ではiTunes Connectでアプリの登録をしましょう。

1.まずはiTunes Connectにログインします。
2.”Manage your application”(あなたのアプリ管理ページ)に入ります。
3.”Add new app”(新しいアプリの追加)ボタンを押します。

Step3

4.App Information”にアプリ情報を記入します。

さて、この4で「???」な部分が出てきます。

“App Information”に記入するのは下記の項目です。
・Default Language
・App Name
・SKU Number
・Bundle ID

Step4

言語設定とアプリの名前の記入の仕方はわかると思います。
問題はSKUとBundle IDです。

SKU NumberとはStock keeping unitの略です。まあ在庫管理番号みたいなものと考えればいいでしょう。なので好きな英数字を付けましょう。当然、いくつもアプリを申請してる人は重複がないようにしなくちゃいけないです。管理番号ですから。

BundleIDは自分がつくったアプリのプロジェクトファイル(プロジェクトを構成するファイル群)を識別するものです。要するにアプリのIDのことです。これはiTunes Connectで適当に設定するわけにはいきません。iOS Dev Centerで行う必要があります。
ただ。申請の時点でまだBundle IDを作ってない場合は、iTunes connectからiOS Deperoper Centerに飛んで作ることが出来ます。
※実は今回、私は作るのを忘れてました!! なので、申請時に作りました!!

さて長くなりそうなので、以降の手順は次回のブログで紹介します!!




Rainbow Apps iPhoneアプリマスターコース講座紹介ブログ
講座紹介1:初めてのiOSアプリ
講座紹介2:カウンター
講座紹介3:ドル円換算機
講座紹介4:手拍子アプリ
講座紹介5:クイズアプリ
講座紹介6:ジェスチャーフラッシュ


 

取材先にて

blog6eyecatch
2012/03/09

blogphoto6
公言していたわけではないですが、onTheHammockは月イチでアプリをリリースしていこうと思っていました。
が、そんなことは無理でしたね!!
計画は計画性を持って立てなくてはいけないです。

まあ、頑張れば出来ると思ってたんです。
じゃあ頑張ってないのかと言うと、”いや頑張ってるよ”と言いたい自分がいますが、
“もっとやれんだろ”という自分もいて、そもそもいつもそんな葛藤の日々です。

ただ停滞しているわけではありません。
雪だるま式にやることが増えていまして、
そのやることの塊に意気消沈するわけにはいかず、
なるべく勇猛果敢に取り組もうとしているのですが、
ただ溜息まじりに”そろそろマネーを稼がねば…”と、
さびしく嘆くそんな毎日を過ごしています。

そんな今日このごろですが、現在のメイン作業に充てられているのが、”タウンガイド”的アプリの開発です。
これまでリリースした2つのゲームアプリとはかなり趣向が異なるものです。
まだ詳細は明らかにできませんが、ほぼ出来ました。
もうちょっとしたらお目にかけられるはずです。
手前味噌ですがいい狙いの、いいコンセプトの、アプリだと思いますよ。

さて先日、そのアプリに関連した取材の帰りに、ある喫茶店におじゃましました。
喫茶店というか、茶店(ちゃみせ)と言うのが似合うようなお店です。
和式の邸宅を改造したお店で、掘りごたつのテーブルがあり、
目を外にやれば緑に包まれた小さな庭があって、
珈琲も美味しくて、何時間もいられるような、すごく和めるところでした。
隠れ家という言葉が当てはまる、あまり知られていないようなお店です。

現在、我々が制作しているアプリはタウンガイド的なものですから、
是非ともこのお店もアプリのなかで紹介したいと思いました。
そこでその旨を伝えたんですが、店主は少し表情を曇らせました。

この喫茶店は開店してから、ご夫婦で少しづつ作られてきたそうです。
まさに手作りのお店です。
ここで出される珈琲も、紅茶も、手作りのケーキも、
来店されるお客さんも、そこで生まれる空気感も、
少しづつ作られてきたそうです。
この空間自体がお店の価値なんですね。

我々も長居して、お店の話を聞かせてもらったのですが、
この場所に和んで何時間もいらっしゃるお客さんは少なくないそうです。
ここは、そうやってのんびり過ごしていい場なのだそうです。

今はWebでググればたいていのお店が出てきます。
写真やメニューや行った人の評価まで載っていてすごく便利です。
ただ、それはユーザーにとって便利なシステムであって、
お店側にとっては強引なシステムなのかもしれません。
お店が提供したいサービスと必ずしも合致するわけではないかもしれない。

この喫茶店の店主が顔を曇らせたのは、媒体に紹介されることで
これまで作り上げてきた”場”のバランスが崩れるのではないか、そういう懸念だと思います。

素敵な場所だと思ったから紹介したいと思ったのに、そこが素敵でなくなったら意味がないですね。

現在、制作しているタウンガイド的アプリは、
その街の”ファン”を作ることをコンセプトにしました。
ファンというのは、単に好きや楽しいという感覚だけではなく、
思いやりや愛着を持つことだと思います。
それは好きなものを大切にすることに繋がると思います。

このアプリは興味深い場所や楽しい場所を紹介する便利なツールではなく、
その街を深く知り、何度も足を運びたくなるような、そんなツールにしたいです。
ちょっとハードル高いですね。
まあ、いずれそういうツールに育って欲しいです。

onTheHammock・桑村治良

blog6photo
そもそも町歩きが好きなんですが、その醍醐味といえばコレ↑ですね。