iPhone”街ナビ”アプリ 横浜西洋館散歩2.0を6/25にリリース

2013/06/21

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

横浜山手の街をミュージアムにします。音声ガイド、プッシュ通知を備えた「横浜西洋館散歩」

アプリレーベルonTheHammockは2012年05月14日、”街ナビ”アプリ「横浜西洋館散歩」をリリースしました。同アプリは横浜市が保存する山手地区の西洋館をガイドするiPhoneアプリとなります。
山手地区は外国人居留地として、開港当時から横浜、そして日本の近代史において重要な意味を持つ町です。今でも異国情緒あふれるこの町には、古くは明治時代に建てられた西洋館が保存公開されています。
「横浜西洋館散歩」はこの山手地区にある西洋館をガイドするアプリです。各西洋館の紹介ページには音声ガイドを設置し、その建物の歴史的背景などを紹介しています。

ぜひ、このアプリを持って横浜山手地区に来てください。
「横浜西洋館散歩」を起動して山手地区を訪れると、アプリが現在地を検知して目的地に近づいたことをお知らせします。
さらに、地図やリスト上には自宅などでは見ることが出来なかった山手地区のレストラン、カフェ、美術館、そしてあまり知られていない観光スポット情報などが表示されます。

通知機能

GPSスイッチをオンにして、横浜山手地区に入るとローカル通知により、山手地区エリアに入ったことをお知らせします。また、各西洋館がある「港の見える丘公園」「元町公園」「山手公園」「イタリア山庭園」に近づくと、通知してその近辺の拡大地図を表示します。さらに各西洋館に訪問するとチェックインの通知を行います。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

山手地区情報機能

山手地区エリア外では各西洋館の情報しか閲覧できませんが、山手地区エリアに入ると山手にある美術館やレストラン、カフェ、そしてあまり知られていない観光スポットなどを閲覧できるようになります。また地図には現地限定の情報バッジが表示されます。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

音声ガイド機能

各西洋館の情報ページにある音声ガイドボタンをタップすると、音声ガイドプレイヤーが表示されます。再生ボタンをタップすると、情報ページに掲載されている情報を音声で再生します。西洋館や館内の展示物をゆっくり鑑賞しながら、耳でその西洋館の情報を聞くことができます。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

スタンプラリー機能

各西洋館に訪問するとチェックイン通知が行われ、訪れた西洋館のスタンプが表示されます。スタンプシートには訪れた西洋館のスタンプが押されます。各西洋館にチェックインすると、その西洋館にちなんだフォトフレームを使用することができます。

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フォトフレーム機能

各西洋館にチェックインすると、その西洋館に対応したフォトフレームを使って写真を撮ることができます。フォトフレームは12種類用意されており、そのなかの3つのフォトフレームはチェックインしなくても使用することができます。フォトフレームからは、フレームに対応した撮影、カメラロールに保存している画像の読み出し、またセピアやモノトーン調へ画像を変化させることもできます(フレームや日付スタンプの取り外しも可能です)。フォトフレームを付けた画像はFacebook、Twitter、LINEで投稿することができます。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

横浜山手西洋館にちなんだクイズ機能

「情報」タブの「横浜西洋館散歩検定」ボタンをタップすると、クイズで遊ぶことができます。クイズには4択となっており、回答すると正解と解説テキストが表示されます。10問中7問以上正解するとポイントを獲得することができます。クイズの問題は横浜山手地区の西洋館にちなんだものとなっており、遊びながら山手西洋館に関する知識を深めることが出来ます。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

Game Centerに対応したポイント機能

横浜山手西洋館散歩は、各西洋館にチェックインすると10ポイント、4択クイズ「横浜西洋館散歩検定」に10問中7問以上正解すると10ポイント、さらにこのアプリからFacebook、Twitter、LINEに投稿すると5ポイント獲得することができます。ポイントは加算されて、そのポイントに応じて「横浜西洋館散歩の達人」ランキングの称号が変わります。またiOSのGame Center機能に対応し「横浜西洋館散歩」ユーザーのポイントランキング(Leaderboard)も確認することができます。獲得したポイントは「情報」タブでチェックすることができます。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot

横浜山手西洋館の通年イベント & 各種SNS投稿機能

「イベント」タブには横浜山手西洋館の通年イベントを紹介しています。山手西洋館では四季折々のイベントが開催され、各西洋館もそのイベントにちなんだ展示などが行われており、1年を通して楽しむことができます。
その他、「横浜西洋館散歩」バージョン2.0にアップデートして、アプリからFacebook、Twitter、LINEへ投稿できるようになりました。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot
※Facebook、Twitterへの投稿はiOS6.0以上に対応した機能となります。LINEへの投稿にはLINEアプリをインストールする必要があります。

GPS機能が使えないときは…

横浜西洋館散歩のGPS機能が使用できない時は、iOSの「設定」アイコンをタップし、「プライバシー」メニューの「位置情報サービス」がオンになっているか確認してください。
GPS機能は通常使用時よりもバッテリーを消費してしまうことがあります。横浜西洋館散歩を横浜山手地区で使用しないときはGPSをオフにしておくことをおすすめします。

YokohamaSiyohkanSanpo Screenshot



横浜西洋館散歩 Icon

横浜西洋館散歩
配信:iTunes Store
価格:無料
カテゴリ:旅行

横浜西洋館散歩AppStoreLinkImage


街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」、多重再生のバグを修正したVer1.1の配信を開始

2012/06/01

6/1、アプリレーベルonTheHammockは街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」(iPhone)のVersion1.1の配信を開始しました。

このアップデートは、ユーザー様からもご指摘を頂いていた、音声ガイドの多重再生が出来てしまうバグを修正したものとなります。

開発者一同、楽しく・ストレスなく使っていただけるアプリ開発を目指し、日々精進して参ります。

今後も「横浜西洋館散歩」をご愛顧いただければ幸いです。

 


YokohamaSeiyohkanSanpo アプリ名: 横浜西洋館散歩
配信:iTunes Store
価格:無料
カテゴリ:旅行
バージョン:1.1
容量:18.6MB
公開日:2012.6.1
開発:TEAM よぽげあ / onTheHammock

横浜西洋館散歩AppStoreLinkImage


街ナビアプリ”横浜西洋館散歩”が出来るまで

YSSBlog
2012/05/30

街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」がリリースされて2週間が経ちました。
おかげさまでいろんなメディアに紹介していただき、順調なスタートを切ることが出来ました。
本当にありがとうございます!

 

初日にはinternet.comに紹介して頂き、それがYahoo! ニュースexciteニュースとして配信されました。
またAppBankiPhoneアプリ帝国などアプリ紹介サイトでもレビューを書いて頂き、いろいろな方にこの「横浜西洋館散歩」を知ってもらうことが出来ました。

 

さてApp Storeには”旅行”(無料)というカテゴリがあり、「横浜西洋館散歩」もここに入っています。
この”旅行”というカテゴリは定番アプリとなっている「Google Earth」や「トリップアドバイザー」「楽天トラベル」などが上位ランキングを占めています。このなかに「横浜西洋館散歩」という、ある意味ニッチなアプリが入ったことは嬉しくもあり、不思議な感じもしました。

 

App Store

※5/14のApp Store(旅行/ 無料)の様子。この日は何度もApp Storeを起動して、順位をチェックしました(笑)。

 

そもそも「横浜西洋館散歩」プロジェクトは横浜在住の女子メンバーに山手の西洋館ファンがいて、彼女の発案によりスタートしました。

 

私は西洋館のある山手地区に行くことは初めてだったんですが、その住宅街なかにいくつもの公園がありそこに西洋館が保存・管理されていることに驚きました。
また、この地区に教会など歴史的建造物も多くあり、さまざまな記念碑もあります。
江戸時代末期から明治・大正・昭和と日本の近代化の窓口となった地区だけに、この山手という街自体が”博物館”のように思えました。

 

“横浜西洋館散歩”のコピーでは”横浜山手の街をミュージアムにします”と掲げています。
しかし、本当は順序が逆なんです。
我々には既にこの街が”ミュージアム”のように見えました。
だから博物館や美術館にある”音声ガイド”というアイディアが生まれたんです。
だって、せっかくの作品を前にしてアプリなんて見ている必要はないですからね。
音声で解説を聞いて、目の前にある建築物を楽しんでもらいたい。

 

ただ、この街を博物館としてとらえるとその敷地面積は広大です。
西洋館はこの山手地区の4つの公園に点在し、さらに外人墓地や記念碑といった見所は街の至る所にあります。
だから通知機能というアイディアが生まれました。
また散歩する楽しさ、発見する面白さを大事にしたかったので、
この街に行かなければ得られない情報を盛り込むことにしました。
隠れ家的なカフェや穴場スポットなどの情報は現地に行かなければ見ることは出来ません。

 

UseCase

「横浜西洋館散歩」企画書用に作ったUseCase図。現地で使える機能を言葉で説明するのは難しいんです。

 

さて、街を紹介するアプリですから、テキストや写真などコンテンツが重要になります。
既に山手地区を紹介したコンテンツはたくさんあります。
なによりこの西洋館を管理する公益財団法人横浜市緑の協会様の「山手西洋館」Webサイトが素晴らしいものでした。西洋館を紹介するなら、このサイトのコンテンツが最適です。

そして 「横浜西洋館散歩」は緑の協会に全面協力頂き、同協会が保有するテキスト、写真、地図を使わせてもらい作成しました。また各ページには「山手西洋館」にリンクを貼り、連携させて頂いています。

 

SeiyohkanSanpoKikakusyo

「横浜西洋館散歩」企画書に掲載したコンセプトです。この”街をミュージアムにする”という言葉はコピーとしても使うことにしました。

 

“横浜西洋館散歩”をリリースして、まだ2週間ですが、我々としてはこの街に来られる人たちがずっと使い続けてくれるような息の長いアプリにしたいと思っています。
アプリって生まれて、あっという間に消えていくものも多いんです。
このアプリは街の移り変わりを反映させて、山手の街ナビアプリとして定着させていきたいと思っています。

onTheHammock・桑村治良

SeiyohkanPostCard

※山手の各西洋館に「横浜西洋館散歩」のポストカードフライヤーを設置して頂きました。
山手西洋館では6/2〜6/10まで「2012山手西洋館 フェスタ JUNE~花と器のハーモニー」が開催されます。西洋館が素晴らしい装飾アートで彩られるとのこと。おすすめです!

 

2012 横浜山手西洋館 ~花と器のハーモニー~ http://www2.yamate-seiyoukan.org/event/event/hanatoutuwa-2012

 

取材先にて

blog6eyecatch
2012/03/09

blogphoto6
公言していたわけではないですが、onTheHammockは月イチでアプリをリリースしていこうと思っていました。
が、そんなことは無理でしたね!!
計画は計画性を持って立てなくてはいけないです。

まあ、頑張れば出来ると思ってたんです。
じゃあ頑張ってないのかと言うと、”いや頑張ってるよ”と言いたい自分がいますが、
“もっとやれんだろ”という自分もいて、そもそもいつもそんな葛藤の日々です。

ただ停滞しているわけではありません。
雪だるま式にやることが増えていまして、
そのやることの塊に意気消沈するわけにはいかず、
なるべく勇猛果敢に取り組もうとしているのですが、
ただ溜息まじりに”そろそろマネーを稼がねば…”と、
さびしく嘆くそんな毎日を過ごしています。

そんな今日このごろですが、現在のメイン作業に充てられているのが、”タウンガイド”的アプリの開発です。
これまでリリースした2つのゲームアプリとはかなり趣向が異なるものです。
まだ詳細は明らかにできませんが、ほぼ出来ました。
もうちょっとしたらお目にかけられるはずです。
手前味噌ですがいい狙いの、いいコンセプトの、アプリだと思いますよ。

さて先日、そのアプリに関連した取材の帰りに、ある喫茶店におじゃましました。
喫茶店というか、茶店(ちゃみせ)と言うのが似合うようなお店です。
和式の邸宅を改造したお店で、掘りごたつのテーブルがあり、
目を外にやれば緑に包まれた小さな庭があって、
珈琲も美味しくて、何時間もいられるような、すごく和めるところでした。
隠れ家という言葉が当てはまる、あまり知られていないようなお店です。

現在、我々が制作しているアプリはタウンガイド的なものですから、
是非ともこのお店もアプリのなかで紹介したいと思いました。
そこでその旨を伝えたんですが、店主は少し表情を曇らせました。

この喫茶店は開店してから、ご夫婦で少しづつ作られてきたそうです。
まさに手作りのお店です。
ここで出される珈琲も、紅茶も、手作りのケーキも、
来店されるお客さんも、そこで生まれる空気感も、
少しづつ作られてきたそうです。
この空間自体がお店の価値なんですね。

我々も長居して、お店の話を聞かせてもらったのですが、
この場所に和んで何時間もいらっしゃるお客さんは少なくないそうです。
ここは、そうやってのんびり過ごしていい場なのだそうです。

今はWebでググればたいていのお店が出てきます。
写真やメニューや行った人の評価まで載っていてすごく便利です。
ただ、それはユーザーにとって便利なシステムであって、
お店側にとっては強引なシステムなのかもしれません。
お店が提供したいサービスと必ずしも合致するわけではないかもしれない。

この喫茶店の店主が顔を曇らせたのは、媒体に紹介されることで
これまで作り上げてきた”場”のバランスが崩れるのではないか、そういう懸念だと思います。

素敵な場所だと思ったから紹介したいと思ったのに、そこが素敵でなくなったら意味がないですね。

現在、制作しているタウンガイド的アプリは、
その街の”ファン”を作ることをコンセプトにしました。
ファンというのは、単に好きや楽しいという感覚だけではなく、
思いやりや愛着を持つことだと思います。
それは好きなものを大切にすることに繋がると思います。

このアプリは興味深い場所や楽しい場所を紹介する便利なツールではなく、
その街を深く知り、何度も足を運びたくなるような、そんなツールにしたいです。
ちょっとハードル高いですね。
まあ、いずれそういうツールに育って欲しいです。

onTheHammock・桑村治良

blog6photo
そもそも町歩きが好きなんですが、その醍醐味といえばコレ↑ですね。