七転八倒 || 七転八起

2012/08/31

8月も最後の1日ということで、久しぶりのブログです。

iPhoneアプリ「横浜西洋館散歩」をリリースしたのが5/14でした。
それからアプリ開発をしていなかったのかというとそんなことはなく、むしろガッツリと開発の日々でした。
朝から一歩も外に出ることがない日なんてのもしばしばありまして、おかげで5kgほど体重が増えました…。
pohoto1

先日、信越トレイルに行ってきたのですが、体重増加でこのアリサマです!!

これまでonTheHammockでリリースしたCatchUpAcorns、CostSaver、横浜西洋館散歩という3つのアプリは、
レーベルを始動させる前から準備していたもので、この3つをリリースした後には”アプリ”が”仕事”になればいいなあと思っていました。

おかげさまで3つのアプリはいろんなメディアに紹介していただき、onTheHammockは順調なスタートを切ることができました。
そして自分の仕事も4月頃から、”アプリ”が中心となってきました。
すごく、すごく、ありがたいことです。

実は、まだ世に出ていないですがこの数ヶ月で3つのアプリ制作に携わりました。
私自身、制作者(エンジニア、デザイナー)としてチャレジングな期間であったと思います。
プレッシャーもあったし、いろいろ迷いもありました。
人とモノ作りをするというのは楽しくて、素晴らしい結果を生み出すこともありますが、むずかしい面もあり、時に上手くいかないこともあります。
まあ愚痴や罵詈雑言でこのページを埋め尽くすこともできるんですが、それをグッと飲みこめるようにもなりました。

そして、結果としてちゃんと仕事もできたことは、やはりありがたいことです。
私が制作に携わった3つのアプリは順次リリースされ次第、ここでも紹介できればと思っています。

さて、”アプリ”を”仕事”にするにはいくつかのやり方があります。

私がこの数ヶ月やってきたのは、アプリ開発の仕事でした。
つまり、既にアプリの企画があり、その制作を承るという仕事です。
報酬は案件内容を訊きこちらで御見積書を作って提出することもあれば、最初から予算を提示されることもあります。
これが収入という面では一番わかりやすいかもしれません。

アプリを有料で売るという方法もあります。
この場合、一般的にはiPhoneなら”App Store”、Androidなら”Google Play”で販売しますがどちらも売上の30%を納めることになります。
例えば¥85のアプリが1,000本売れたら、30%の¥25,500をマーケットに納め、¥59,500が開発者に入ります。
またアプリ内で販売をおこなうアプリ内課金もあります。例えばあるゲームのアイテムを有料で販売するというものです。これだと無料アプリとしてリリースして、新たなコンテンツを有料販売することもできます。
有料アプリ販売は、そのアプリ自体がどれだけ売れるのかリリースしてみないことにはわかりません。

App Anie

App Anieの調査によると日本人は世界一アプリにお金を払うという結果がでました。これは日本のゲームアプリの特質、またリワード広告に秘密があるようです。
TechCrunch「日本人は世界一アプリにお金を払う人種? 1,000万ダウンロード分析して気付いた日本と海外の違い

 

そして、広告収入という方法があります。
スマホ広告の多くはクリック広告です。つまりユーザーがその広告をタップ(クリック)するごとに広告収入が発生するものです。
他にはユーザーが広告を見た回数により広告収入が発生するインプレッション広告や、アプリ経由で広告主のサービスへと導くリワード広告があります。リワード広告は、例えばアプリ経由でユーザーがあるサービスの会員になったら広告収益が発生するものです。この場合、ユーザーにもメリットを提供するためにサービスに加入したらアイテムをゲットできるといった仕組みになっていることが多いです。例えば○○の会員になったらコインを300枚ゲット!」といったようなものですね。
アプリの広告も収益自体がどれだけのものになるかは、リリースしてみないことにはわかりません。

“アプリ”を”仕事”にする方法は他にもいろいろあると思います。
おそらく自分もトライ&エラーを繰り返しながらベターな方法を探っていくということは、この先ずっと続くことでしょう。そんなことを考えているときに、生まれたのが”アプデポ”というサービスのアイディアでした。

アプデポは個人ディベロッパーの方などが開発したオリジナルアプリを汎用性のあるカタログ事例として紹介し、アプリ開発の仕事を生み出そうというサービスです。

appdepots

そもそもの発想はせっかく作ったアプリをリリースして、ウケなければそれで終わりっていうのはもったいないということでした。
また、開発ニーズはたくさんあるのに、それを形にするブリッジ(アプリのビジョンを描くためのサポート)がないのではとも思ってました。
そんでもって、個人でも協力すれば大手に対抗できるぜーっていう考え方はonTheHammockと一緒ですね。

ご興味のある方はアプデポのサイトをご覧ください。
アプデポ http://appdepots.com

 

そんなわけで、この数ヶ月は机に齧りついて仕事をしていたような日々でした。
しかし、その反動で8月はちょっと遊んじゃったかなーという気もします。
なので来月からは、これまで以上に異常に気合いを入れて仕事をしますので、皆様なにとぞよろしくお願いします!

onTheHammock・桑村治良