街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」、多重再生のバグを修正したVer1.1の配信を開始

2012/06/01

6/1、アプリレーベルonTheHammockは街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」(iPhone)のVersion1.1の配信を開始しました。

このアップデートは、ユーザー様からもご指摘を頂いていた、音声ガイドの多重再生が出来てしまうバグを修正したものとなります。

開発者一同、楽しく・ストレスなく使っていただけるアプリ開発を目指し、日々精進して参ります。

今後も「横浜西洋館散歩」をご愛顧いただければ幸いです。

 


YokohamaSeiyohkanSanpo アプリ名: 横浜西洋館散歩
配信:iTunes Store
価格:無料
カテゴリ:旅行
バージョン:1.1
容量:18.6MB
公開日:2012.6.1
開発:TEAM よぽげあ / onTheHammock

横浜西洋館散歩AppStoreLinkImage


街ナビアプリ”横浜西洋館散歩”が出来るまで

YSSBlog
2012/05/30

街ナビアプリ「横浜西洋館散歩」がリリースされて2週間が経ちました。
おかげさまでいろんなメディアに紹介していただき、順調なスタートを切ることが出来ました。
本当にありがとうございます!

 

初日にはinternet.comに紹介して頂き、それがYahoo! ニュースexciteニュースとして配信されました。
またAppBankiPhoneアプリ帝国などアプリ紹介サイトでもレビューを書いて頂き、いろいろな方にこの「横浜西洋館散歩」を知ってもらうことが出来ました。

 

さてApp Storeには”旅行”(無料)というカテゴリがあり、「横浜西洋館散歩」もここに入っています。
この”旅行”というカテゴリは定番アプリとなっている「Google Earth」や「トリップアドバイザー」「楽天トラベル」などが上位ランキングを占めています。このなかに「横浜西洋館散歩」という、ある意味ニッチなアプリが入ったことは嬉しくもあり、不思議な感じもしました。

 

App Store

※5/14のApp Store(旅行/ 無料)の様子。この日は何度もApp Storeを起動して、順位をチェックしました(笑)。

 

そもそも「横浜西洋館散歩」プロジェクトは横浜在住の女子メンバーに山手の西洋館ファンがいて、彼女の発案によりスタートしました。

 

私は西洋館のある山手地区に行くことは初めてだったんですが、その住宅街なかにいくつもの公園がありそこに西洋館が保存・管理されていることに驚きました。
また、この地区に教会など歴史的建造物も多くあり、さまざまな記念碑もあります。
江戸時代末期から明治・大正・昭和と日本の近代化の窓口となった地区だけに、この山手という街自体が”博物館”のように思えました。

 

“横浜西洋館散歩”のコピーでは”横浜山手の街をミュージアムにします”と掲げています。
しかし、本当は順序が逆なんです。
我々には既にこの街が”ミュージアム”のように見えました。
だから博物館や美術館にある”音声ガイド”というアイディアが生まれたんです。
だって、せっかくの作品を前にしてアプリなんて見ている必要はないですからね。
音声で解説を聞いて、目の前にある建築物を楽しんでもらいたい。

 

ただ、この街を博物館としてとらえるとその敷地面積は広大です。
西洋館はこの山手地区の4つの公園に点在し、さらに外人墓地や記念碑といった見所は街の至る所にあります。
だから通知機能というアイディアが生まれました。
また散歩する楽しさ、発見する面白さを大事にしたかったので、
この街に行かなければ得られない情報を盛り込むことにしました。
隠れ家的なカフェや穴場スポットなどの情報は現地に行かなければ見ることは出来ません。

 

UseCase

「横浜西洋館散歩」企画書用に作ったUseCase図。現地で使える機能を言葉で説明するのは難しいんです。

 

さて、街を紹介するアプリですから、テキストや写真などコンテンツが重要になります。
既に山手地区を紹介したコンテンツはたくさんあります。
なによりこの西洋館を管理する公益財団法人横浜市緑の協会様の「山手西洋館」Webサイトが素晴らしいものでした。西洋館を紹介するなら、このサイトのコンテンツが最適です。

そして 「横浜西洋館散歩」は緑の協会に全面協力頂き、同協会が保有するテキスト、写真、地図を使わせてもらい作成しました。また各ページには「山手西洋館」にリンクを貼り、連携させて頂いています。

 

SeiyohkanSanpoKikakusyo

「横浜西洋館散歩」企画書に掲載したコンセプトです。この”街をミュージアムにする”という言葉はコピーとしても使うことにしました。

 

“横浜西洋館散歩”をリリースして、まだ2週間ですが、我々としてはこの街に来られる人たちがずっと使い続けてくれるような息の長いアプリにしたいと思っています。
アプリって生まれて、あっという間に消えていくものも多いんです。
このアプリは街の移り変わりを反映させて、山手の街ナビアプリとして定着させていきたいと思っています。

onTheHammock・桑村治良

SeiyohkanPostCard

※山手の各西洋館に「横浜西洋館散歩」のポストカードフライヤーを設置して頂きました。
山手西洋館では6/2〜6/10まで「2012山手西洋館 フェスタ JUNE~花と器のハーモニー」が開催されます。西洋館が素晴らしい装飾アートで彩られるとのこと。おすすめです!

 

2012 横浜山手西洋館 ~花と器のハーモニー~ http://www2.yamate-seiyoukan.org/event/event/hanatoutuwa-2012

 

iPhoneアプリ申請の道 Part3

2012/05/09

前回のブログではiTunes Connectでのアプリ申請の手順を紹介しました。
アプリ申請まであとちょっとです。
今回はXcode4.3を使ったアプリのアップロードです。

まずは申請するアプリのプロジェクトファイルを開きます。
プロジェクトの設定画面のBuild LocationsのPer-configuration Build Products PathにDistributionの項目を追加します。
同じくPer-configuration Intermediate Build Puroducts PathにもDistributionの項目を追加しました。
※これはディストリビューション用にプロジェクトファイルのアーカイブを作成するために必要なのだと思います。←違うかも。

また設定画面のCode SigningのCode Signing IdentityのDistributionの項目をiPhone Distributionに設定しました。

Step12

続いてProductメニューからArchiveを実行します。
成功したらOrganizerのArchivesの画面が開きます。

右側に”Validate”と””Distribute”のボタンがあるので、まずはValidateボタンを押してアプリの検証を行います。
iTunes Connectのユーザー名とパスワードを求められるので入力して実行してください。
検証が成功したらArchivesの画面にPassed Validationというステータスの項目が出来ます。

step13_Image

続いてDistributeボタンを押します。
※これが以前のXcodeのバージョンだと”Submit”ボタンでした。
App Storeで一般公開するのか、Ad-Hocなのか訊かれるので適切なのを選びましょう。
これでNextボタンを押すとプロジェクトファイルのアップロードが始まります。

Step14

アップロードができたらSubmittedというステータスの項目が出来ました。

ここまで済むとiTunes Storeから”Your app status is Waiting For Review”というメールが届きます。
iTunes Connectにアクセスしてみると確かにステータスが”Waiting For Review”になりました。
これはApp Storeの審査待ちの状態です。
大体一週間くらいで、このステータスが”In Review”に変わり審査が始まります。
※これもメールで通知が来ます。

審査が通れば、このステータスは”Ready for Sale”に変わります。

step15_image
では、審査が通らなければ…。
“App Submission Feedback”というメールが送られてきます。
そしてiTunes ConnectにアクセスするとRejectedの文字が…。
つまり審査が通らなかったわけですね。

“Resolution Center”というページをチェックすると、審査が通らなかった理由が書かれています。
申請を取りやめて、指摘された部分を改善をしてから再度アップロードしましょう!!



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講座紹介1:初めてのiOSアプリ
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講座紹介5:クイズアプリ
講座紹介6:ジェスチャーフラッシュ


 

iPhoneアプリ申請の道 Part2

shinseinomiti2
2012/05/08

またしても、お久しぶりのブログです。
さて前回のブログに引き続きiPhoneアプリ申請の手順を紹介します。

iTunes Connectで申請手続きを行っているとBundle IDという項目を埋めなくてはいけませんでした。Bundle IDとはこれから申請しようとしているアプリのプロジェクトファイルのIDです。iOSアプリ開発者のためのサイト”iOS Dev Center”で設定しなくてはいけません。

しかし、ここにはBundle IDを設定する場所はありません。が、App IDsというものを設定する場所はあります。
iOS Dev Centerの説明によるとApp IDsとは “Bundle Seed ID” and a traditional CF Bundle ID (or Bundle Identifier)と記述されています。どうやらこれがBundle IDになるっぽいです。
STEP5_image
さて、Bundle IDを作るためにはプロビジョニングファイルというものを作成しなくてはいけません。プロビジョニングファイルとはアプリを公開するための前準備に必要なものであり、このファイルにはApp ID、開発者ID、デバイスIDが埋め込まれています。要するにプロビジョニングファイルとはアプリとそれを作った開発者を一致させる証明書みたいなものですね。

では、App IDの設定をします。このIDは好きな文字列で付けてもかまわないっぽいんですが、アップルは”逆ドメイン名の形式の文字列を使用”することを勧めています(例:com.domainname.appname)。
まあ、言う通りにしておきましょう。
さて、IDを入力して”Submit”ボタンを押すとApp ID’sが登録されました。

それでは、ようやくプロビジョニングファイルの作成です。
“Provisioning”作成画面で、Distributionタブから”New Profile”を作成します。

STEP6_image

ここでの設定は以下の通りです。
・Distribution Method=”App Store”か”Ad Hoc”を選択する。
※Ad Hocとは限定的に使用する場合に選択します(社内のみで試用するアプリとか公開しないもの)。App Storeは一般公開です。
・Profile Name=プロフィール欄に反映される名前です。
・Distribution Certificate=開発者証明書の意味ですね。
・App ID=さきほど作ったApp IDを選択します。
以上の設定をしてSubmitボタンを押すとProvisioning Profileが作成されます。

Step7image

このファイルをダウンロードし、ダブルクリックして実行します。

step8_image

さて、iTunes Connectに戻りまます。
Bundle IDの設定項目で、作成したProvisioning Profileが反映されています。
もちろんこれを選択します。

続いて以下の設定を行います。
・Availability Date=アプリの公開日。
・Price Tier=アプリの価格。
・Discount for Educational Institutions=教育機関向け割引。
※App Store Pricing Matrixをクリックすると販売価格一覧表が表示されます。

Step9_image

さらに以下の設定を行います。
・Version Number=アプリのバージョンナンバーです。
・Copyright=このアプリの帰属先ですね。
・Primary Category=第一カテゴリ。これがAppStoreのカテゴリに反映されます。
・Secondary Category (optional)=第二のカテゴリー。
・Review Notes (optional)=審査のためのアプリの説明などを書く。

お次はアプリに以下の表現が入るかどうかチェックを入れます。

・Cartoon or Fantasy Violence=ファンタジーやアニメキャラによる暴力描写。
・Realistic Violence=リアルな暴力描写。
・Sexual Content or Nudity=性的なコンテンツやヌード。
・Profanity or Crude Humor=冒涜的もしくは下品なユーモア。
・Alcohol, Tobacco, or Drug Use or References=アルコール、タバコ、薬物使用に関すること。
・Mature/Suggestive Themes=みだらで挑発的な内容か。
・Simulated Gambling=ギャンブル的なものかどうか。
・Horror/Fear Themes=ホラー的な内容か。
・Prolonged Graphic or Sadistic Realistic Violence=サディスティックな暴力描写。
・Graphic Sexual Content and Nudity=性的なヌード描写。
このチェック項目によって、アプリのレーディングが決まります。

Step10

最後にメタデータを記述します。
メタデータはユーザーがApp Storeでこのアプリを探すときに関係してくるものです。
なので、ちゃんと考えて記入しましょう。

項目は以下の通りです。
・Description=これはApp Storeに表示されるアプリの説明文です。
・Keywords=検索のためのキーワードです。複数のキーワードを設定する場合はカンマで区切って入力します。
・Support Email Address=自分のメアドなどを入れましょう。
・Support URL=アプリのサポートサイトですね。Facebookページでも良いっぽいです。
・Marketing URL (optional)=アプリ専用のプロモーションサイトということでしょうか。まあオプションなのであれば記入。

・EULA=使用許諾契約書を提供する場合に設定します。私は面倒なので設定しません。設定しなければお任せです。

そして最大5枚までのスクリーンショットをアップできます。iPad用のスクリーンショットもあればアップします。
最後にアプリ内で暗号化処理があるかどうかを訊かれます。

step11_image

これでiTunes Connectの設定は完了しました!!
アプリのステータスがwaiting for uploadになっています。
じゃあ、Xcodeでデータをアップしましょう!!




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iPhoneアプリ申請の道 Part1

2012/04/14

勉強会イメージ
お久しぶりのブログです。
先日、onTheHammockのクリエイターとiPhoneアプリ申請のための勉強会を行いました。
っつても参加人数3人ですが。

さてiPhoneアプリの申請は、iTunes ConnectというWebベースのツールで行います。
このツールは基本的に英語がベースとなっています。
…やっかいですね。

でもググれば申請方法を紹介したWebサイトは多数あります。
私もその先達の教示によって、アプリ申請を行いました。
ただ、この申請のやり方っていうのも細かなところでちょこちょこと変わったりするんです。
なので、onTheHammockとしても申請手順(2012年4月時点)を記録しておくことにしました。

Step1

まず申請のための必要素材はあらかじめ準備しておきましょう。
アプリ申請に必要な素材とは以下のものになります。

・アプリ名(App Name)
・アプリの説明文(Description)
・検索のためのキーワード(keywords)
・サポート用メアド(Support Email Address)
・サポート用サイト(Support URL)
・そのアプリのプロジェクトバンドルファイル
・アプリのアイコン
・スクリーンショット

なぜ事前準備が必要なのかというと、上記のことをああだこうだと準備しながら設定しているとタイムアウトして入力した情報が消えてしまうからです。

Step2

ではiTunes Connectでアプリの登録をしましょう。

1.まずはiTunes Connectにログインします。
2.”Manage your application”(あなたのアプリ管理ページ)に入ります。
3.”Add new app”(新しいアプリの追加)ボタンを押します。

Step3

4.App Information”にアプリ情報を記入します。

さて、この4で「???」な部分が出てきます。

“App Information”に記入するのは下記の項目です。
・Default Language
・App Name
・SKU Number
・Bundle ID

Step4

言語設定とアプリの名前の記入の仕方はわかると思います。
問題はSKUとBundle IDです。

SKU NumberとはStock keeping unitの略です。まあ在庫管理番号みたいなものと考えればいいでしょう。なので好きな英数字を付けましょう。当然、いくつもアプリを申請してる人は重複がないようにしなくちゃいけないです。管理番号ですから。

BundleIDは自分がつくったアプリのプロジェクトファイル(プロジェクトを構成するファイル群)を識別するものです。要するにアプリのIDのことです。これはiTunes Connectで適当に設定するわけにはいきません。iOS Dev Centerで行う必要があります。
ただ。申請の時点でまだBundle IDを作ってない場合は、iTunes connectからiOS Deperoper Centerに飛んで作ることが出来ます。
※実は今回、私は作るのを忘れてました!! なので、申請時に作りました!!

さて長くなりそうなので、以降の手順は次回のブログで紹介します!!




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取材先にて

blog6eyecatch
2012/03/09

blogphoto6
公言していたわけではないですが、onTheHammockは月イチでアプリをリリースしていこうと思っていました。
が、そんなことは無理でしたね!!
計画は計画性を持って立てなくてはいけないです。

まあ、頑張れば出来ると思ってたんです。
じゃあ頑張ってないのかと言うと、”いや頑張ってるよ”と言いたい自分がいますが、
“もっとやれんだろ”という自分もいて、そもそもいつもそんな葛藤の日々です。

ただ停滞しているわけではありません。
雪だるま式にやることが増えていまして、
そのやることの塊に意気消沈するわけにはいかず、
なるべく勇猛果敢に取り組もうとしているのですが、
ただ溜息まじりに”そろそろマネーを稼がねば…”と、
さびしく嘆くそんな毎日を過ごしています。

そんな今日このごろですが、現在のメイン作業に充てられているのが、”タウンガイド”的アプリの開発です。
これまでリリースした2つのゲームアプリとはかなり趣向が異なるものです。
まだ詳細は明らかにできませんが、ほぼ出来ました。
もうちょっとしたらお目にかけられるはずです。
手前味噌ですがいい狙いの、いいコンセプトの、アプリだと思いますよ。

さて先日、そのアプリに関連した取材の帰りに、ある喫茶店におじゃましました。
喫茶店というか、茶店(ちゃみせ)と言うのが似合うようなお店です。
和式の邸宅を改造したお店で、掘りごたつのテーブルがあり、
目を外にやれば緑に包まれた小さな庭があって、
珈琲も美味しくて、何時間もいられるような、すごく和めるところでした。
隠れ家という言葉が当てはまる、あまり知られていないようなお店です。

現在、我々が制作しているアプリはタウンガイド的なものですから、
是非ともこのお店もアプリのなかで紹介したいと思いました。
そこでその旨を伝えたんですが、店主は少し表情を曇らせました。

この喫茶店は開店してから、ご夫婦で少しづつ作られてきたそうです。
まさに手作りのお店です。
ここで出される珈琲も、紅茶も、手作りのケーキも、
来店されるお客さんも、そこで生まれる空気感も、
少しづつ作られてきたそうです。
この空間自体がお店の価値なんですね。

我々も長居して、お店の話を聞かせてもらったのですが、
この場所に和んで何時間もいらっしゃるお客さんは少なくないそうです。
ここは、そうやってのんびり過ごしていい場なのだそうです。

今はWebでググればたいていのお店が出てきます。
写真やメニューや行った人の評価まで載っていてすごく便利です。
ただ、それはユーザーにとって便利なシステムであって、
お店側にとっては強引なシステムなのかもしれません。
お店が提供したいサービスと必ずしも合致するわけではないかもしれない。

この喫茶店の店主が顔を曇らせたのは、媒体に紹介されることで
これまで作り上げてきた”場”のバランスが崩れるのではないか、そういう懸念だと思います。

素敵な場所だと思ったから紹介したいと思ったのに、そこが素敵でなくなったら意味がないですね。

現在、制作しているタウンガイド的アプリは、
その街の”ファン”を作ることをコンセプトにしました。
ファンというのは、単に好きや楽しいという感覚だけではなく、
思いやりや愛着を持つことだと思います。
それは好きなものを大切にすることに繋がると思います。

このアプリは興味深い場所や楽しい場所を紹介する便利なツールではなく、
その街を深く知り、何度も足を運びたくなるような、そんなツールにしたいです。
ちょっとハードル高いですね。
まあ、いずれそういうツールに育って欲しいです。

onTheHammock・桑村治良

blog6photo
そもそも町歩きが好きなんですが、その醍醐味といえばコレ↑ですね。