ファーマーズ・マーケット / ダンバール広場
早朝に起きて、TwitterやFacebookで日本や友人や知り合いのニュースを読む。ネット環境があることは便利だが、やることが普段の日常と変わらなくなってしまう。昔に比べると旅に対する新鮮味がずいぶんと無くなった。
サチコ(妻)も早く起きたので、早めの朝食。タメルのホテル「フレンズホーム」は朝食付き。ビュッフェ形式で、なかなか美味しい。パン、ソーセージ、ジャーマンポテト、パスタ、オムレツなどある。アメリカのモーテルの朝食とは比べものにならない。
朝食後はミーティング。ネパール滞在中にやるべく仕事を改めて確認する。結構、多い…。お客さんのある仕事は今週、集中して行って、来週以降はオン・ザ・ハンモックとしてやりたい仕事をやる。やれたらいいなーと思う。
朝飯を食ってミーティングしてたら、すでに10:30だ。近くでファーマーズ・マーケットをやっているというので、行ってみる。地元の人が利用する朝市のようなものかと思っていたら、観光客やネパール滞在外国人を対象としたファーマーズ・マーケットだった。野菜だけでなくて、ハムやチーズ、パンなども販売している。多分、参加しているのは15事業者くらい。レストランの広めの庭を使って、それほどガヤガヤせずにやっている感じが気持ちいい。こういうのうちの地元できたらいいねーなんてことをサチコ(社員)と話す。ここで、昨日飲んだネパールビール「Tuborg」とパニーニで昼食。サチコはバナナラッシーとパニーニ。全部で950ルピーのはずだが、店員が間違えて850ルピーだった。ありがとう。
そのまま歩いてダンバール広場へ。ネパールで起こった大地震で、象徴的に映像が流れていたのがダンバール広場だ。この地区は地元の商店が並ぶ繁華街でもあり、狭い路地に雑貨屋や服屋などの商店が並ぶ。レンガ造りの古い建物が多く、耐震性も低そうだ。地震から2ヶ月経っているものの、半崩壊している建物や地震で歪んだ壁を棒などで支える建物が多い。ここを歩いている状況で震度6以上の地震があったら、建物の下敷きになっても不思議じゃない。今は多くの人やバイクの喧騒で活気があり、地震が起こったときの状況は想像できないが、ここでもたくさんの人が亡くなったんだと思うと、死ぬことはいつか突然やってくるのだと思う。
ダンバール広場の外れではテントを張って献血を行っていた。道行く人がどんどん献血に訪れている。テントは常に満員状態だった。自分もやればいいのだが、ここで注射するのに怖気付く。多分大丈夫なのだろうが、衛生面でどうしても気になる。
暑さで体力をうばわれ、目に入ったカフェに。冷たくて甘いものが飲みたかったので、オレオシェイクを飲む(250ルピー)。頭痛するほどうまかった。
ツアーオフィスで明日のポカラ行きのエアチケットを購入しようと思っていたが、歩いていても見当たらず。結局、ホテルに戻ってネットでイエティ・エアラインのチケットを購入。2人で216ドル。バスならこの1/10の値段らしいが、カトマンドゥからポカラまで7時間かかる。飛行機だと、これが30分。今回は時間はたっぷりあるが、上からヒマラヤを見たかったので飛行機を選んだ。
晩飯はノースフィールドカフェというところでフライドチキン。嫁がオーダーした「ダルバート」の方が全然うまい。あとネパールビール「エベレスト」を大瓶3本ほど。ビールは冷えてりゃだいたいうまい。昨日、飲んだのはぬるかったのだ。晩飯代は3,200円くらい。
タメル地区はアウドドアショップが軒を連ねるところで、いろんな店にいきたい誘惑に駆られる。しかし、それは帰国前まで我慢することにして、JackWolfSkinのキャップだけ購入した。日本から持ってきたハットが暑すぎる。こっちの人はハットとか、あんまり被ってない。
晩飯のときに大量の蚊に襲われ、足が痒くて、ホテルに戻る。ベッドにごろんとしたら、そのまま就寝してしまった。
夜中、むくりと起きて仕事のメールを送る。嫌なメールだ。年明けから進めていた共同事業があったが、契約内容の権利について対等でないと感じ、その旨を先方に伝える。正直なところ、相手を信用できない。信用できない相手とずっと仕事をしていくとなると、精神的ストレスが大きい。うんざりしてると先方から返事が来たので、さらにその返信を書いていたら3時くらいになっていた。