さよならポカラの町。飛行機欠航事件


7/16はいよいよポカラを離れる日。しばらく晴天で暑すぎる日々が続いていたのに、前日からまた天気が崩れ、朝から久しぶりの大雨でした。

約1ヶ月滞在していて、こんな大雨は初めて!よりに寄って、飛行機に乗る日に。。7/17(金)の昼に日本行きの飛行機に乗るので、どうしてもこの日のうちにカトマンズへ戻らなければなりません(フライト時間は13:15)。

朝8:00、友人Ashinに借りていたポケットWi-Fiを返しに、そしてネパールで1番おいしい彼のレストラン『青空 AoZoRa』で朝食を食べていました。雨を横目に「これはもう、日本に帰るなってことかね~」と笑いながら話してみたり。

 
9:00。雨は弱まるどころか強くなる一方で、アシンが今日の雨は心配だといって、航空会社に問い合わせてくれました。そして、、朝から国内線は1便も飛んでおらず、空港も閉鎖されていることが発覚!モンスーン期は土砂降りの雨の後、ウソみたいにカラッと晴れたりするけど、雨が止む気配はなく、道路は雨水が溢れて洪水状態です。

12:00まで待って飛行機をキャンセル&リファウンドし、陸路でカトマンズへ行くことになりました。そして、親切でジェントルなアシンと彼の友人が車を出してくれました。往復12時間なのに!!なんとかカトマンズへは行けることになったものの、道路の土砂崩れを心配している私に「大丈夫!心配し過ぎてもしょうがないから!」と何度も元気づけてくれました。

Ashinは本当に誠実で人思いの人。彼は14歳の時に日本に留学し、その時に多くの日本人にたくさん助けられたみたいです。彼の『Pay it forward』精神には感動の連続で、こちらの心が洗われます。忙しいとつい忘れてしまう思いやりや優しい気持ち、改めて大切にしたいなと、彼を見て思いました。

晴れていればポカラからカトマンズは陸路で約4時間だそうですが、行きはやっぱり6時間かかりました。途中、雨はやんだのですが、カトマンズ周辺は渋滞が凄いですからね、故障して止まってしまったバスも3台くらい見ましたし…。途中、3回休憩しました。飲んだチャイとミルクティーが美味しかった♡

ホテルのレセプションまで見送ってくれたアシン。別れ際は、旦那も私も、そしてアシンも思わず涙が溢れそうになりましたが、笑顔でバイバイです。(ダンナ様の潤んだ目を初めて見て、余計に感動しました。笑)Ashinとは共通の偶然も多く、話していると楽しくて。結果的に、飛行機の移動ではなく6時間Drivingでよかった。

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※ ネパール大震災の後、観光客が激減して経済的に大きな打撃を受けているそうです。農村部では家屋の崩壊など大きな被害を受けていますが、観光地は既にノーマルに戻っており、観光業で成り立っているネパールは、観光客・登山客が戻ってくるのを待っています‬ 。また、ネパールと日本とではライフラインのシステムはだいぶ異なり、計画停電や水不足(雨季以外)は日常的なことです。(便利すぎる日本は、ちょっとの停電でも大騒ぎしちゃいますよね)