ポカラへ
朝、起きたら寝る前に送ったメールの返信が来ていて、進めていた共同事業は白紙となった。
そもそもがマヌケな話だ。
レベニューシェア契約によるアプリ開発共同事業の話があったのだが、こちらで開発したアプリの著作権とソースコードを企画書に移譲するという契約書を出してきた。自分はそのメールで送られてきた契約書をちゃんと確認してなくて、いざハンコを押そうと郵送で送られてきた契約書を見て驚いたという流れ。ちゃんと確認してなくてすみませんと言いつつ、これじゃあ契約できませんということになった。
契約前にアプリはほぼ出来ていたので、かなり無駄なことをしてしまった…。でも、それで良かったと思う。スッキリしました。ということをサチコ(社員)に言ったら、「うーん、契約書はちゃんと読もうね」ともっともなことを言われた。まあ、これに関する彼女の作業も無駄になったんで、それは申し訳ない。
さて、ホテルスタッフにタクシーをチャーターしてもらい、空港へ。空港からホテルに向かうタクシーには700ルピー払ったが、ホテルにアテンドしてもらったら500ルピーになった。
そして小型ジェットに乗り、ポカラへ。ガタガタと揺れる飛行機に結構な恐怖を覚えながらも、本場ヒマラヤの景色を空からみれてうれしい。やっぱりトレッキングしたいなー。今回の旅でトレッキングをするかどうか迷っているのだ。
空港から予約したホテルまでの距離は3kmくらい。250ルピー。トリップアドバイザーとブッキング・コムから迷いに迷って決めたオーキッドホテルはなかなか良い部屋を用意してくれた。部屋は5階で窓からはアンナプルナ山脈を眺められる。エアコン、ファンなどは他の部屋にもあるがこの部屋には冷蔵庫があるのがすばらしー(他の部屋にはない)。価格はなんと一泊24ドルだ。もちろん、2人で。まあ、しかしこれは大地震後でようやく余震もなくなったけど客は激減しているかららしい。
チェックインして、一息ついたので街をぶらつきつつ昼食に。ポカラはカトマンドゥに比べて静かで平穏な気持ちで過ごせそうだ。行き交う車やバイクが圧倒的に少ない。ここは交通整備がされていないので信号が少ない。なので、車やバイクは危険回避のためにクラクションを尋常じゃないくらい鳴らす。田舎の暴走族よりもひどいくらいに。カトマンドゥを散策していると、この騒音に辟易するが、ポカラはいたってのんびりだ。サチコ(嫁)も、やっぱり私は都会には住めないわー、と気に入ったっぽい。
昼食はたまたま目に入った日本食レストランに。で、サチコ(嫁)はチャーハンとナス味噌炒めをオーダーする。日本食なのにだ。その2品を2人でシェアして、ビールはアサヒドライを2本。アサヒドライとネパールビールの価格が一緒だったから。で、1850円。
ホテルに帰る前に水とビールとポケットウィスキーと、地元産のポテチとスナックを購入。1000円。部屋に冷蔵庫があるとビールの価値が上がる。
そして部屋に戻ったら計画停電。まじか。これはキツいとシャワーで汗を流したら、サチコ(嫁)が死んだように汗ばみながらベッドで寝てる。一瞬、倒れてるのかと思ってぎょっとした。で、しばらくすると停電終了。クーラーとファンに救われて、寝落ち。
起きたら夕方で、晩飯食べに近くのレストランへ。チョーメとフランスパンにトマトのせたやつ。あとエベレスト大瓶を2本。飯を食い終わったら大雨。雨季は油断ならないと話していたものの、傘もポンチョも持ってきていなくて油断しまくり。雨脚が緩んだところでダッシュでホテルへ。そして、また寝落ち。
1時くらいに目がさめて、ウィスキーを飲んでいるとベッドで寝ていたサチコ(嫁)が急に「さむい!」と叫ぶ。そして、すかさず「違った、暑い!」と言って眠る。うちの嫁は物事を逆に言ってしまう病がある。