ドブロク・ロキシー・ミュージック
ずいぶん、この生活に慣れてきたのと同時に日々の生活がマンネリ化してきた。部屋で仕事して、飯を食べに外出て、また仕事してというサイクルなんだから仕方がない。ということで、この日は朝飯を食べた後に散歩に出かけた。
旅行客が泊まるポカラの街にはフェワ湖というネパールで2番目に大きな湖がある。湖畔には散歩道が続いて、ネパールの人たちが釣りをしていた。木々を見ると大きなトカゲいたり、散歩道には水牛が草を食んでいたりして、そういう光景を見ると気が和む。ここは客引きや物乞いの人たちも少なくそれほど気をつかわずにのんびりと歩ける。
ちょっと腹を壊したらしく、途中で船着場のトイレにいく。水桶から水を汲んで自分で流す方式。扉をしめると真っ暗になって、恐る恐る用を足す。使用料は5ルピー。
この船着場から街へと続く道が食料品街になっていた。野菜もいろいろ売られているが、肉類も軒先きでチョップされていたりして、面白い。ただ、買うのは躊躇してしまう。台所が無いからなー。
帰りにショッピングセンターの地下にあるスーパーを見つけた。ここに来ればとりあえず生鮮食品以外のものは揃いそうだ。肉も冷凍のソーセージやハムなどがあった。どうしても購入したかったのが米だ。タイ米でもかまわないので、スチームライス米が買いたかった。しかし、売っているのはミニマムサイズで5kg。さすがに、それは食べられない。泣く泣く諦める。せっかく食材を買えるところを開拓したが、米が無いことで料理の選択肢がぐっと減った。
ホテルに戻って、iPhoneアプリ開発Swift講座のフライヤーを制作。配布するのが横浜コミュニティデザイン・ラボのシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」なので(ここはクリエイターが集まるようなイベントが頻繁に開催されている)、フライヤーのテイストもWebとはちょっと変える。デザインは紙モノの方が楽しい。
昼飯はホテルの近所の食堂へ。ここは、ネパールのどぶろく「ロキシー」を売っていて通りかかるたびにすごく気になっていたのだ。ダルバートとロキシーを注文。ロキシーは50ルピー。アルコールはそんなに強くない。米の焼酎を水で薄めた感じ。わりといける。そしてダルバートは例によって辛いので、酒が進む。この辛さもクセになってきた。覚悟が出来ていると意外と辛いのもいけるかもしれない。そして2杯目も頼んでしまった。これで様子を見て、問題なければ明日はボトルを購入する。ボトルは1リットルで150ルピーだ。
帰りに自転車の荷台に卵を積んで配達しているおっちゃんがいたので、卵を売ってもらう。スーパーの卵は新鮮そうじゃなくて、購入する気にならなかったのだ。4個購入で50ルピー。高かったかな…。
部屋に戻って、ちょっと昼寝。ネパールに来てから、食後の昼寝が習慣化している。昼にビールを飲んでるのが主な理由だ。
起きてからフライヤー制作。こんなものか。終えどころがわからないときは、これで良し!と自分で納得するしかない。っていうか早く入稿しないといけないので、ダラダラもしてられないのだ。
小腹が減ったので、散歩のときに買ったインスタントラーメンを作る。スパイシーなのは避けたつもりだが、それでもスープは辛い。水を足して、日本から持ってきた中華あじとほんだしで味を調整。昼間買った卵を2個投入。これで食べれるものになりました。